ドラえもんの中身の原型?話題のAIサービスChatGPTとは

質問

店舗を運営されている皆さん、こんにちは。

今回はGoogleビジネスプロフィールに直接関連する情報ではなく、これから大きく私たちの生活を変えるかもしれないサービス「ChatGPT」が誕生したので、その内容をご紹介したいと思います。

AIが身近になってきたのはAppleのSiriやAmazonのアレクサなど、身近な端末やサービスに音声認識型AIが搭載されるようになった事が挙げられると思います。

その後スマートスピーカーなどが2016年以降に話題になり、私たちの生活の中にもAIを感じるようになりました。

しかし、そこにはなんとなく違和感というか、AIは身近になってきたけど、とっつきにくいというか、積極的に話しかけたり、何かを聞くというのはしにくいと個人的にも思っていたのですが、皆さんはいかがでしょうか?

その要因は、AIと自然な対話ができないこと、望んだ回答を得られないこと、ロボット感が否めないことなど多数ありますが、一番の要因は、質問の意図の理解力が低い事ではないかと思っています。

実は昨年11月末にアメリカのOpenAIという企業が「ChatGPT」というサービスをリリースしました。IT業界では瞬く間に話題を集め、日本でも1月頃から話題になりはじめ、たった2ヶ月ちょっとで1億人のユーザーが利用するサービスになっているそうです。

では、このChatGPTとはなんなのか、なぜ話題になっているのか、なぜ私たちの生活を変えるとまで言われているのか、ご紹介したいと思います。

自然な文章を理解するChatGPTの凄さ

ChatGPTは簡単に説明するとチャットボット型のAIです。メッセージの入力欄があり、それに対してAIが文章で回答してくれるというサービスです。

無料で登録・利用ができるので興味がある方はぜひ登録してみて下さい。
https://chat.openai.com/auth/login

さて、このChatGPTの凄さは体感してみるとすぐにわかります。

例えば「近年日本のマンションや一戸建ての住宅の相場が上がっている理由を教えて」とChatGPTに質問してみます。

すると以下のように返答がありました。

この回答が正確か、他にも要因があるのでは、という意見もあると思いますが、あらためてこの凄さを説明すると、私の自然な言葉で入力した質問に、明確に回答するということです。

Siriなどでは、「Webの検索結果で〜〜が見つかりました」というように、参考になるWebサイトを教えてくれるだけですので、そこから自分で答えを探さないといけません。

もし、のび太くんがドラえもんに「○○について教えて」と聞いた時ドラえもんが「Webで○○が見つかったよ、あとは自分で見てみてね」と回答したら、げんなりしますよね。

回答の正確性は一旦置いておいて、まさにドラえもんの中身の初期段階が出てきたというのがこの凄さなのです。

さらに、驚くことは、文脈を読み取ることです。追加の質問で「原材料の高騰は影響してますか?」と聞いてみったところ以下の回答がありました。

追加質問文には「住宅の相場が高騰している要因として〜」というような前置きはしていませんが、きちんと以前の質問の文脈や流れを理解して回答していることがわかります。

ここでは「住宅の相場」について質問してみましたが、あらゆる業界の様々な情報を回答してくれるので、なんでも知ってる優秀なパートナーと言えるのです。

ChatGPTが一般化するとGoogleは不要になる?

ChatGPTは、聞いた事を答えてくれるサービスです。キーワードを入れて検索し、自分が必要な情報があるのかWebサイトを探す必要はありません。

これは、Googleにとって脅威であり、Googleもすぐに開発してきたChatGPTのような技術と検索を組み合わせたサービスのリリースを予定していると発表しました。

いつそれがリリースされるのか、どのような状態でリリースされるのか、具体的な内容は明らかになっていませんが、その間にもChatGPTは無料でサービスを公開し、現時点で大量のデータを集め、今この瞬間もAIが膨大な情報を処理し学習を進めています。

もし、ChatGPTが一般化し、正確な情報を提供してくれるようになったら、これまでインターネットの情報整理のスタンダードであったGoogleが淘汰されるという未来も十分に考えられると私は思っています。

ChatGPTの技術が生活や仕事に与える影響

ChatGPTがどんな物か何となくご理解頂けたと思いますが、ではこの技術が今後私たちの生活や仕事にどのような影響を与えるか少し考えただけでも色々出てきますが、中でも仕事や職に与える影響が大きいのではと考えています。

コンサルティング業務:私たちもコンサルティングの一つですが、ChatGPTの回答の正確性が高まると、私のような業者に聞かずとも正確な回答を得る事ができるようになります。これから専門家は知識量ではなく、顧客とのコミュニケーション能力や親近感などがAIとの差別化のポイントになるかもしれません。

オフィスでの事務作業:ChatGPTは、文章を作成する機能に長けているので、例えば、ご案内、お礼状、サービスの説明や要約など、ちょっとこれを作っておいてというような作業を代行してくれます。さらに、エクセルの関数を作ってくれたりなど、表計算の作成などもChatGPTができます。

Webサイトやプログラムの作成:ChatGPTは文章でイメージを伝えると、その内容にあったWebサイトのHTMLコードを生成したり、プログラムコードを数分で生成したりする事ができます。今後はプログラミングコードを覚えるのではなく、AIに条件やイメージを上手に伝える事ができる人が重要になるかもしれません。理系より文系がITの重要人材になる?

他にも、メンタルケアなど人の心理面に関する職にも影響したり、実際にロボットや将来的にアンドロイドなどが物理的な物に搭載される事が一般化した場合、人間ができるほとんどの業務や作業を依頼したり、自動化したりということが可能になるかもしれません。

これを脅威と感じるか、期待と感じるかは人それぞれかもしれませんが、少なくとも私自身はチャンスと捉えています。その理由は・・・

これまでの常識が変わる瞬間に立ち会える

ChatGPTは「ドラえもん」の中身の原型だと私は思っています。これがもっともっと精度の高い正確な情報を提供し、ロボット(猫型である必要はありませんが)と組み合わさり、細かい作業もできるようになれば、魔法のような秘密道具はないにしても、それはもうドラえもんだと思います。

このドラえもんは、用途によって様々に形を変える必要があり、そこにアイデアや事業化ができると思っています。また、前述した通りこのドラえもんがこちらの意図を正しく理解できるような文章や言葉など「AI使い」が今後とても重要になると考えています。

この「AI使い」がまたさまざまな分野で活躍する世界が来るのではないかと思っています。

今は、このChatGPTを無料で試せますので、何ができるのか、また何ができないのか、ぜひこの機会に試してみて下さい。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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LocalBase管理者 1年 0 回答 799 表示 0

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