営業中と営業時間外でのGBP検索順位への影響度の変化について
店舗を運営されている皆さん、こんにちは。
昨年11月に行われたGoogleの検索アルゴリズムのコアアップデートによって様々な影響が出ていますが、その中でも海外の専門家の間で大きく取り上げられた事が一つあります。
それは「営業時間のリアルタイム性が検索順位に影響している」という事です。
今回はそんな情報についてご紹介したいと思います。
現在営業している店舗の方が検索順位が上位に表示されるようになった
Googleビジネスプロフィールの検索順位には元々営業時間の影響はあったのですが、それは数多くの影響度の中の一部でしかありませんでした。
しかし、昨年11月のコアアップデートによって、営業時間と検索タイミングのリアルタイム性が大きく影響し、順位が変わるという事が報告されています。
例えば、11時〜21時まで営業しているラーメン店があるとします。
お昼の12時に「池袋 ラーメン」と検索して3位に表示されていたと仮定し、同じキーワードである「池袋 ラーメン」と深夜0時に検索するとその店舗は3位ではなく順位が落ちてしまい、0時時点で営業中の店舗の方が上位に表示されやすくなるという事です。
ユーザーにとっては利点があるが・・・
これは、ユーザーにとって今開いているお店を探すという点では非常に理にかなっていて、使いやすくなったとも言えます。
しかし、ユーザーは今すぐのお店だけではなく、明日明後日、または数週間後の旅行の計画を立てている事もあり、それを深夜に検索すると、目的にあったお店が見つかりにくいという事も起こる可能性があります。
また、店舗オーナーにとっては、自分のお店が営業しているか否か、検索するその時間帯によって順位がばらばらになってくるので、より定点的な順位の計測が重要になってきるため注意が必要です。
店舗側で今できる対策はない
答えを見出しに書いてしまいましたが、これは営業時間とユーザーの検索するタイミングにおける順位のリアルタイムな変動という事になります。
営業時間は決まっていますし、ユーザーの検索タイミングを変える事はできません。
仮にGoogleビジネスプロフィールの営業時間を正確ではない「24時間営業」に変更したとして、営業時間外に上位表示されていたととしても、それを見て来店したユーザーからはクレームや悪い口コミなどに繋がる恐れもありますので、実施するべきではありません。
営業時間についてはこれまで通り「正確な営業時間」を登録しておく以外にないというのが、海外の専門家の見解でありこれは私自身も賛同します。
当社MEOツール「LocalBase」における対応
現在当社のツールでは毎日午前0時を過ぎたタイミングで自動的に順位計測が行われるように設計されています。
しかし、今回のGoogleのアップデートで営業中と営業時間外における順位の変動があると、24時間営業とそうでない店舗が混同するような業態の店舗では計測される順位の表示に大きな影響が出てしまうと考えています。
そこで、当社ツールでも順位計測時間を午前0時に固定ではなくて、店舗ごとに計測時間を変更できるようにアップデートを行う予定です。
Googleは常に進化しているため、店舗オーナーや当社のような分析ツールの提供者はその情報を把握し対応していく必要があります。
少しででもこういった情報が店舗オーナーの皆さんのお役に立てば幸いです。
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