治療院やクリニックでのGoogleビジネスプロフィール活用のポイントと注意点
店舗を運営されている皆さん、こんにちは。
今回は、業界を絞ったGoogleビジネスプロフィール活用法ということで、シリーズ第三弾「治療院やクリニックでのGoogleビジネスプロフィール活用法」をお届けしたいと思います。
今回は、治療院やクリニックということで薬機法などに関しても注意が必要です。治療院やクリニックに特化したポイントや注意点などにも焦点を置いてご紹介しますので、基本的な集客活用法については、本ブログの他の記事もぜひ参考にしてください。
口コミの評価点数が3.8以上をキープできるようにする
治療院やクリニックは、食べログやホットペッパービューティーのようなモンスター級の専門サイトは存在しません。Eパークはそれに当たるとも言えますが、誰もが知っているサイトではなく、Googleでの検索結果としてヒットし、ユーザーに認知されるサイトです。
近年、治療院やクリニックを探したいと考えた時に多く利用されるサービスはGoogle検索やGoogleマップになってきています。
そしてそこで多くのユーザーが確認したいのは「どこにあるか」と「口コミ」です。
どこにあるかは当然ですが、ここで重要なのは口コミになります。
治療院やクリニックでは、飲食店やレジャー施設などとは異なり、一般のユーザーが口コミを投稿する頻度が極端に低くなります。ですので、口コミが少ないという特徴があるのですが、ある条件を満たすと口コミが投稿される可能性が高まります。
それは「嫌な思いをした」です。
普段は口コミを書こうとは思われにくい業界ですが、嫌な思いをすると口コミを書かれやすいのが治療院やクリニックなのです。
「長く待たされた」「受付の態度が悪い」「先生が話を聞いてくれない」・・・
良い口コミが入りにくいにも関わらず、このような口コミを投稿されることで、評価点の低い治療院やクリニック(特にクリニックにその傾向が顕著)が散見されます。
そこで、能動的に良い口コミを集めることが重要です。口コミの投稿は待っているだけでは集まらないので、患者にQRコードなどで口コミ投稿画面のURLを読み取ってもらい、「一言でも構いませんので評価とコメントお願いします!」と依頼しましょう。
また、なぜ評価3.8点かということですが、業界や地域によっても多少異なりますが、3.8点はユーザーが良否を判断する基準とも言われている数字です。そこで、3.8以上はキープ、できれば4点台になるようぜひ口コミを集めて下さい。
医療機器や薬などの写真をアップしない
Googleビジネスプロフィールには「写真」や「投稿」という機能があり、店舗やクリニックに雰囲気や最新情報を発信できるようになっています。
しかしこの機能、使い方を誤るとGoogleからペナルティーを受けてしまい、機能そのものが使えなくなったり、ビジネスプロフィールの停止などの処置を受ける恐れがあるのですが、特に治療院やクリニックなどでは注意が必要です。
Googleは投稿に関するコンテンツのポリシーを明確に定めており、しかもちょこちょこ更新しています。もし一度も見たことないよという方は下記リンクからたまに見に行かれる事をおすすめします。
https://support.google.com/business/answer/7213077?hl=ja
(ビジネスプロフィールの投稿に関するコンテンツ ポリシー)
Googleは以下のようなコンテンツについてポリシー違反としています。
- 関連性のないコンテンツ・・・店舗に関係ない内容
- スパム・・・閲覧者に誤解を与えるような内容
- 不適切なコンテンツ・・・差別、誹謗中傷、暴力、性的な内容
- プライバシー・・・個人のプライバシー保護
- 禁止コンテンツ・・・アルコール、タバコ関連商品、ギャンブル、金融サービス、医薬品、未認可のサプリメント、健康機器、医療機器といった規制対象の商品やサービス
- テロ関連・・・暴力の助長など日本で考えると反社関連があたるかと
- 不実表示、誤解を招く文言・・・なりすましや虚偽、誤った内容など
禁止コンテンツで太字にしている中に「医薬品、未認可のサプリメント、けんっこう聞き、医療機器」が含まれている事が分かります。
治療院やクリニックでは関係してくることが多いコンテンツなので、こういった対象は注意が必要ですが、Googleは以下のように説明しています。
規制対象の商品が偶発的に写り込むことは許可されます。
https://support.google.com/business/answer/7213077?hl=ja
許可されるコンテンツ(偶発的な描写): レストランの動画で、ワインを楽しむ客が背景に写っている
許可されないコンテンツ: 動画の全編を通してアルコール飲料に焦点が当てられている(動画のメインテーマがアルコール)
このように対象が映り込むのはOK、対象に焦点を当てた写真はNGということです。ですので、写真や投稿をアップする際には注意しながら活用しましょう。
商品またはサービスを登録してキーワードとの関連性を高める
治療院やクリニックは症状のキーワードで検索されることも多いのが特徴です。しかし、Googleビジネスプロフィールのプロフィール情報には症状を細かく記載できる項目や選択できる項目はありません。
そこで利用していただきたい機能が「商品」または「サービス」機能です。
商品やサービスは、店舗の取り扱い商品及びサービスを登録できる機能で、当然治療メニューや診療メニューを登録することも可能です。
またサービスの登録画面には下の画像赤枠のような記載があります。
つまり、サービスを追加することで、ユーザーに見つけてもらいやすくなる(検索にヒットする可能性が高まる)ということになります。治療メニューや診療メニューについて、対応できる症状なども説明文に登録し、様々なキーワードに対応するようにしましょう。
※商品とサービスは原則同じ内容は登録できませんのでご注意下さい。Googleによって削除される事があります。
いかがでしたでしょうか。
ビジネスプロフィールの基本的な活用はしっかり抑えつつ、こういったポイントに注意して、治療院やクリニック業界の皆さんもGoogleビジネスプロフィールを活用してみて下さい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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