主要な地図アプリの店舗情報の違い
店舗を運営されている皆さん、こんにちは。
現在日本で主に利用されている主要な地図アプリとと言えば、「Googleマップ」「Yahooマップ」「Appleマップ」の3つが挙げられると思います。
これらのマップアプリは単純に地図を調べることができるだけでなく、地域の情報やお店の情報などが掲載されていて、地図を超えた多くの情報を得ることができます。
そこで今回は、この3つの主要地図アプリとそこに掲載される店舗情報の違いなどについてご紹介したいと思います。
なお、インスタなどもお店探しをマップ上で行うことはできますが、SNSがメインということで今回は除外させて頂きます。
地図アプリの利用シェア率はGoogleが圧倒的
2022年10月にeffectual社が調査したレポートによると地図アプリのシェア率は以下のようになっているそうです。
Googleマップ・・・73.9%
Yahoo!マップ・・・10.9%
Appleマップ・ ・ ・5.2%
こう見ると、Googleマップが圧倒的なシェアを誇っていることが分かります。その理由の一つとして、地図アプリの利用目的からも分かります。同社が調査した地図アプリの利用目的は以下の通りです。
経路検索やカーナビとして利用・・・55.8%
店舗情報の確認(住所や立地)・・・23.6%
その他・・・・・・・・・・・・・・7.9%
以下写真を見る等・・・・・・・・・4.5%以下で複数
この結果から見ると、経路検索やナビ、店舗情報の確認に利用するで約80%にもなり、そのどちらも網羅していると認知されているのがGoogleマップであると言えます。
では、他の地図アプリでは店舗情報はどの程度見ることができるのか少し調べてみました。
地図アプリで確認できる店舗情報はほぼ同じだが情報量はGoogle
Googleマップ
Yahoo!マップ
Appleマップ
このように見てみると、店舗情報、経路やナビ機能、電話、Webサイトリンク、口コミ、写真など、ほぼ全ての地図アプリで同じような情報を確認することができます。
その中で細かい違いを見ていくと、口コミの数が圧倒的に違うことが分かります。
Google=977件
Yahoo=227件
Apple=56件
上記のようになっており、Googleの口コミ数が最も多くその差も大きく開いています。
また口コミの情報源も異なっていて、Googleは独自の口コミ、Yahooは独自+LINE PLACE、Appleは食べログの口コミと異なります。独自の口コミを圧倒的な数で持っているGoogleは、やはり地図アプリの利用や店舗探しにおいてシェアを持っている事も納得です。
また写真についても同様の結果で、Googleはずっとスクロールできるほどの量(数えられない)が掲載されていました、Yahooは約150枚、Appleは36枚とその数も大きく異なります。
情報源についても、Googleは独自の写真、YahooはLINE PLACEやぐるなび・Rettyなど、AppleはTripAdvisorやFourSquareなどの外資系サービスが連携されています。ここでもGoogleの独自の情報源だけでこの量の多さには驚きを感じるとともに、地図アプリそのものの信頼性の高さも感じることができました。
経路の検索方法についてはどれも同じ
行きたい場所への経路の検索方法については、車、公共交通機関、徒歩、自転車など、全てのアプリで同じ検索方法を選ぶことができました。
また車での経路については、どの地図アプリでも渋滞情報が考慮されているので大きな違いは無いと考えられます。
ただ、以前の記事でも投稿したのですが、Googleは最短ルートを案内することが多く、車一台ギリギリ通れるか通れないかという道を案内する場合があります。
その点、YahooやAppleは比較的一般的なルートを案内する傾向があるので、運転の苦手な方や初心者にはGoogleマップよりもYahooマップやAppleマップをお勧めします。
店舗情報の充実度はGoogleとYahooが強い
ご紹介してきた主要の地図アプリですが、情報量としてはGoogleマップと言われています。それは変わらない事実ではありますが、それがどれほどなのか、4年ほど前に私がGoogleマップで追加した店舗がYahooマップやAppleマップにも掲載されているのか調べてみました。
Googleマップにも載っておらず4年前に私が追加したお店は川越にある土日しか開いていないお店でした。
当然、そのお店は私が追加しているので、現在は掲載されているのですが、その店舗をYahooマップで調べたところ、なんと掲載されていました。やはりYahooはWeb情報として強いということが改めて実感しました。
続いてAppleマップで調べたところ、そのお店の情報は出てきませんでした。
口コミ数は、Google:5件、Yahoo:1件、Apple:店舗なしという状況なので、やはりGoogle強しという形です。
私自身に心当たりのある一件の情報を調べただけにはなりますが、店舗情報を探す地図アプリとしては、Google、Yahooの2つは店舗情報の網羅性は高く非常に良いと思います。しかし、その充実度まで考えるとGoogle一択というのが私の結論です。
いかがでしたでしょうか。今後地図アプリを使う際や用途による使い分けの参考になれば幸いです。
最後に、店舗として力を入れるべき地図アプリはやはりGoogleだなと改めて実感しました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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