店舗サイトの見出しと構成・内部リンクの張り方|流し読みできるページと孤立ページの防ぎ方

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ低通常検索中AI 検索中見方

結論: 見出しは「このページで答える質問」の目次として付け、各見出しの直後に答えを短く書きます。料金・時間・対応の有無は表と箇条書きに。ページ同士は、トップ → サービス → 店舗の流れで中身の分かる言葉でリンクし、どこからもリンクされていないページを作らないようにします。

なぜ構成が大事か

  • 利用者: 店舗のサイトを見る人の多くは、スマホで、料金・場所・空き状況などを急いで確かめています。見出しを流し読みして答えが見つからなければ、すぐに戻ります
  • 通常検索: 海外の専門家への調査では、サービスページの文章量の多さは評価を大きく下げ、短く流し読みできる構成が重視される方向に変わっています。Google も、長い文章は段落や章に分け、見出しを付けて全体を見通せるようにするよう勧めています
  • AI 検索: Google は、生成 AI の検索機能向けのガイドで、読者の役に立つようにコンテンツを整理すること、見出しと明確な構成を勧めています。見出しの直後に答えがある構成は、AI が事実を拾いやすい形でもあります
  • 内部リンク: Google はリンクをたどってページを見つけます。どこからもリンクされていないページは、見つけられにくく、評価もされにくくなります

見出し(h1〜h3)の付け方

見出し 使い方 例(整体院の骨盤ケアのページ)
h1 ページの主題。1 ページに 1 つが基本。title と趣旨をそろえる 渋谷の骨盤ケア
h2 ページの中の大きな区切り。利用者の質問の形にすると分かりやすい 骨盤ケアではどんな施術をしますか / 料金と所要時間 / 何回くらい通いますか
h3 h2 の中の細かい区切り 初回の流れ / 2 回目以降

付け方のコツ

  • 見出しを読むだけで、ページの中身が分かるようにする: 「特徴」「について」だけの見出しより、「平日 21 時まで受け付け」「保険と自費の違い」のように中身を書きます
  • 見出しの直後に、答えを 1〜2 文で書く: 詳しい説明はそのあとに続けます
  • 見た目のために見出しを使わない: 文字を大きくしたいだけの箇所に h2 を使ったり、見出しの中に段落を丸ごと入れたりしないでください
  • 同じ見出しを何度も使わない: 店舗ページで全店舗共通の見出し(「当店の特徴」など)を使うときも、中身は店舗ごとに変えます

Google は、見出しの順番が飛んでいても(h2 の次にいきなり h4 など)検索には問題ない、見出しの理想的な数もない、と説明しています。順序や数を気にしすぎるより、見出しが中身を正しく表しているかを優先してください。ただし、画面の読み上げを使う人のためには、順番どおりの方が親切です。

よくある見出しの失敗

× ○
h1 がロゴ画像だけ(文字がない) h1 に「地域名 + 業種 + 店名」を文字で
h1 が全ページ同じ(店名) ページごとの主題を h1 に
見出しが「About」「Service」「Access」など英語だけ 「渋谷駅からの行き方」のように日本語で中身を
見出しにキーワードを詰め込む(「渋谷の整体なら渋谷駅の整体院の渋谷整体」) 自然な文に
料金表の各行を見出しにしている 料金は表にする

箇条書きと表の使いどころ

情報の種類 向いている形 例
料金・所要時間・回数 表 メニュー / 時間 / 料金(税込)
営業時間 表 曜日 / 受付時間 / 備考
「こんな方へ」「できること」 箇条書き 産後の骨盤まわりが気になる、など 3〜5 個
手順(初めての流れ) 番号付きの箇条書き 1. 予約 2. 問診 3. 施術 4. 説明
サービスや店舗の比較 表 コース A と B の違い
店舗の思い・こだわり 短い段落 2〜4 文の段落を 2〜3 個
  • 表は画像にしない: 料金表を画像で載せると、Google も AI も読めず、料金の改定のたびに画像を作り直すことになります。HTML の表で作ります
  • スマホで横にはみ出す表に注意: 列は 3〜4 列までにし、長い表は分けます
  • 箇条書きの 1 項目は 1 行程度に: 長くなるなら段落に戻します

内部リンクの張り方

サイトの基本の形

トップ(リンク先ページ)
├─ サービス一覧
│   ├─ 全身の整体
│   ├─ 骨盤矯正
│   └─ 産後骨盤矯正
├─ 料金
├─ 店舗一覧(複数店舗の場合)
│   ├─ 渋谷店
│   └─ 恵比寿店
├─ スタッフ紹介
├─ よくある質問
└─ アクセス・お問い合わせ
  • トップから、すべての主なページへ 2 クリック以内で行けるようにします
  • サービスページ同士をつなぐ: 「骨盤矯正」のページから「産後骨盤矯正」へ、のように関連するサービスへリンクします
  • サービスページから予約・店舗情報へ: どのページからも、予約と店舗情報にたどり着けるようにします
  • ブログ・お知らせからサービスページへ: 症例紹介や季節の話題の記事から、関係するサービスページへリンクします。ブログ記事が増えても、評価をサービスページに集められます
  • パンくずリスト: 「トップ > サービス > 産後骨盤矯正」のような道筋を各ページの上部に置くと、利用者にも Google にも、ページの位置が伝わります

アンカーテキスト(リンクの文字)

Google は、リンクの文字だけを読んでもリンク先の内容が分かるように書くことを勧めています。

× ○
詳しくはこちら 産後骨盤矯正の料金と流れを見る
詳細 渋谷店へのアクセス
渋谷の整体なら渋谷駅前の整体院 渋谷店 骨盤矯正 腰痛(詰め込み) 渋谷店
  • フッターに、地域名とサービス名を組み合わせたリンクを何十個も並べる(「渋谷 整体」「恵比寿 整体」…)のは、キーワードの詰め込みと見なされるおそれがあります
  • リンクは <a href="..."> で作ります。JavaScript のクリック操作でしか移動しないボタンは、Google がリンクとして読めないことがあります

孤立ページを見つけて直す

孤立ページとは、サイトの中のどのページからもリンクされていないページです。サイトの作り直しや、キャンペーンページの作りっぱなしでよく生まれます。

見つけ方

  1. Search Console の「リンク」レポート: 「内部リンク」の一覧で、主なページにどれだけ内部リンクがあるかを見ます。サービスページや店舗ページの内部リンクが極端に少なければ要注意です
  2. サイトマップと突き合わせる: サイトマップ(sitemap.xml)にある URL のうち、メニューや本文からリンクされていないものを探します
  3. クロールツールを使う: サイトをたどってページを集めるツール(無料の範囲で使えるものもあります)で、たどれたページの一覧とサイトマップを比べます
  4. Search Console の「ページ」レポート: 「検出 - インデックス未登録」「クロール済み - インデックス未登録」に、大事なページが入っていないかを見ます

直し方

  • 大事なページなら、メニュー・サービス一覧・関連するページからリンクします
  • 古いキャンペーンや、内容が重複しているページなら、関連するページへ転送(301 リダイレクト)するか、削除します
  • GBP からしかリンクしていない店舗ページも、サイトの店舗一覧からリンクします

画像の代替テキスト(alt)

  • 写真には、何が写っているかを短く書いた代替テキストを付けます。例: alt="渋谷店の外観。1 階にコンビニがあるビルの 3 階"
  • 道順の写真や、施術・料理の写真は、代替テキストで固有名詞(駅名・メニュー名)を自然に伝えられます
  • 代替テキストにキーワードを並べるのは避けます

複数店舗の場合

  • 店舗一覧から全店舗のページへ、HTML のリンクでたどれるようにします(地図のピンや検索フォームだけにしない)
  • 店舗ページから、その店舗で提供しているサービスのページへリンクします。サービスページからも、提供している店舗へリンクを返します
  • 近くの店舗同士をリンクすると、利用者が別の店舗を選びやすくなり、店舗ページが孤立しにくくなります

チェック項目

  • 各ページに、主題を表す h1 が文字で 1 つある
  • h2 を読むだけで、ページの中身が分かる
  • 見出しの直後に、答えが短く書いてある
  • 料金・営業時間は、画像ではなく HTML の表で載せている
  • トップから主なページへ 2 クリック以内で行ける
  • サービスページ同士、サービスページと店舗ページがリンクし合っている
  • アンカーテキストが「こちら」ではなく、リンク先の中身を表している
  • フッターに地域名とサービス名のリンクを並べていない
  • どこからもリンクされていない大事なページがない

よくある質問

Q. h1 が 2 つあると問題ですか? Google は、見出しの数に決まりはないと説明しています。ただし、ページの主題を 1 つの h1 で示した方が、利用者にも分かりやすいので、基本は 1 つにします。サイトの作成サービスで、ロゴが自動的に h1 になっている場合は、設定で変えられるか確かめてください。

Q. 1 ページにリンクはいくつまでですか? Google は、理想的なリンクの数はないとしています。利用者にとって次に見たいページへのリンクがあるか、で判断してください。

Q. ブログ記事は何本くらい書けばいいですか? 本数より、サービスページにつながる記事かどうかが大事です。よくある相談や症例の紹介など、サービスページへ自然にリンクできる記事から書くと、サイト全体の評価をサービスページに集められます。

出典

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