Apple マップに店舗を登録する方法|Apple Business(旧 Apple Business Connect)の手順と確認のコツ

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ低通常検索低AI 検索中見方

結論: Apple マップの店舗情報は、無料の Apple Business で管理します(2026 年 4 月 14 日に Apple Business Connect から移行し、それまでのデータは自動で引き継がれました)。最初に組織の確認(2 つの方法で、最大 5 営業日)を済ませ、店舗(所在地)を追加します。すでに Apple マップに載っている店舗は、Apple に登録されている電話番号に確認の電話がかかります。電話番号が古いと確認できないので、ここが一番のつまずきどころです。

なぜ大事か

  • iPhone の標準の地図: 日本のスマートフォンの約 6 割は iPhone です(StatCounter、2026 年 9 月)。Googleマップを主に使う人が多くても、Siri、iPhone の検索、CarPlay、メッセージで開いた住所など、Apple マップの情報が出る場面は多くあります
  • 場所カードは Apple の各所に出る: Apple は、店舗の場所カードがマップ、Siri、カレンダー、メッセージなど、Apple のソフトウェアのさまざまな部分に表示されると説明しています
  • 店舗が直さないと、ほかの情報が使われる: Apple は、場所カードの一部の領域には Apple のエコシステムや提携しているパートナーのデータが表示されるとしています。国内では、食べログ・トリップアドバイザー・じゃらん・Booking.com などのクチコミや予約が場所カードに出ることが報告されています
  • AI への備え: Apple の AI 機能や Siri が店舗の情報を答えるとき、Apple マップのデータが使われると考えられます(Apple はその仕組みを詳しく公表していません)

Google の順位への直接の効果はありません。目的は、Apple の利用者に正しい情報を届けることです。

Apple Business とは(Apple Business Connect からの変更点)

Apple は 2026 年 3 月 24 日、Apple Business Connect・Apple Business Essentials・Apple Business Manager の 3 つを統合した Apple Business を発表し、4 月 14 日に 200 以上の国と地域で提供を始めました。日本も含まれ、料金は無料です。

項目 内容
入口 business.apple.com
Business Connect のデータ 申告済みの所在地、場所カードの情報、写真、組織情報、アカウント情報などが自動で移行
旧ツールへのログイン Apple Business に一度サインインすると、組織が移行され、旧 Business Connect にはサインインできなくなる
店舗情報の管理 「ブランド」>「所在地」で管理(ブランドと所在地の管理)
マップの広告 2026 年夏から米国とカナダのみ。日本では使えない(2026 年 10 月時点)

古い記事の「Apple Business Connect の登録方法」は、画面の名前や手順が今と違うことがあります。

登録の手順

1. 組織を作る(サインアップ)

  1. business.apple.com で「今すぐサインアップしてください」を選ぶ
  2. 組織の名称、Webサイトの URL(任意だが、入れると確認が早くなる)、組織の場所と住所を入れる
  3. 登録する人の氏名を入れる。法的に有効な個人名が必要で、「Web 担当」のような名前では差し戻されます
  4. 国または地域、パスワード、電話番号を入れ、メールと電話に届く確認コードを入れる
  5. 利用規約に同意する

注意: 「データを管理する代理店」のチェックボックスは、ほかの会社の店舗を管理するサードパーティパートナー(MEO の代行会社やデータ配信会社)向けです。自社の店舗を登録するときは選びません。

2. 組織の確認(検証)

サインアップから 60 日以内に、Apple による組織の確認を受ける必要があります。期間内に承認されないと、組織とそのデータは削除されます。

「設定」>「組織」>「今すぐ確認」から、2 つの方法で確認します。完了まで最大 5 営業日(申請が多い時期はそれ以上)です。

確認の方法 内容 日本での使いやすさ
ビジネス ID D-U-N-S 番号(または米国の雇用者識別番号) D-U-N-S 番号は、日本では東京商工リサーチが発行・管理。取得済みなら最も確実
ドメインの検証 自社のドメインの DNS に TXT レコードを追加 自社ドメインがあれば早い。Web 制作会社に依頼する場合は、作業の日程を先に押さえる
App Store Connect 組織に関連付けられたアプリを選ぶ 自社アプリがある企業のみ
公式文書のアップロード 営業許可証、食品・衛生・酒類の許可証、賃貸契約書・不動産契約書、公共料金の請求書など 個人店でも使いやすい。名義と住所が登録内容と一致しているものを選ぶ

コツ:

  • 2 つ目の方法を先に用意しておく: 1 つ目だけ出して止まる例が多くあります。自社ドメインがある会社は「ドメインの検証 + 公式文書」、個人店は「公式文書 2 種類」の組み合わせが現実的です
  • 書類の名義をそろえる: 組織名(法人名)・住所・書類の名義が食い違うと、差し戻されやすくなります。店名と法人名が違う場合は、組織は法人名で作り、店舗(所在地)の表示名を店名にします
  • apple.com からのメールを受け取れるようにする: Apple は、メールのフィルタで apple.com のすべてのドメインを許可するよう求めています。確認の連絡が迷惑メールに入って期限切れになる失敗があります

3. 所在地(店舗)を追加する

「ブランド」>「所在地」>「追加」から、店舗の名前を入れます。

  • 新しい所在地: Apple マップにまだ載っていない店舗。「この名前で新しい所在地を追加します」を選ぶ
  • 既存の所在地: すでに Apple マップに載っている店舗。候補から選ぶ
  • 「この所在地はすでに管理されています」と出たら、ほかの組織(以前の代行会社など)が管理しています。手順に沿って追加し、譲渡をリクエストします(後述)

続けて、次の情報を入れます。

項目 入れ方 日本での注意
地図上の位置 違う建物に印が付いていたら、地図をドラッグするか座標を入れる 下の「ピンの位置」を参照
優先言語 日本語 日本語の住所・説明を正とする
表示名 看板・公式サイトと同じ名前 GBP の名前と同じにする
主要カテゴリ 1 つだけ選ぶ 重要度が同じ業種が 2 つあっても 1 つに絞る
ステータス 営業中、またはまもなく開業(開業日は 6 か月先まで) 開業前の店舗は「まもなく開業」で先に登録できる
電話番号 国番号を含める +81 3 1234 5678 の形。内線番号は使えない
Webサイト 店舗のページ。Facebook・Instagram・TikTok のページも可 ポータルサイト(食べログなど)の URL は使えない
営業時間 通常の営業時間 昼休みのある店は、営業している時間帯をそれぞれ入れる

最後にブランドを選ぶ(または作る)と完了です。1 つ目の所在地で組織の確認が済んでいない場合は、ここで確認の手続きに進みます。

4. 既存の所在地を電話で確認する

すでに Apple マップに載っている店舗は、電話で確認できます。

  1. 「所在地の認証」>「次へ」を選ぶ
  2. 必要なら内線番号を入れ、「Phone Verification」(電話による確認)を選ぶ
  3. かかってきた電話で伝えられる 4 桁の確認コードを入れる
  4. 「完了」を選ぶ

ここが最大のつまずきどころです。電話は、Apple に登録されている電話番号にかかります。

  • 移転や番号変更で、Apple マップの電話番号が古いままだと、確認の電話が受けられません。その場合は Apple Business のサポートに問い合わせるか、組織の確認で進めます
  • 自動音声の電話が営業時間外にかかったり、留守番電話に切り替わったりして受けられないことがあります。店舗にいる人に、確認の電話がかかることを伝えておきます
  • 確認が済むと、アクションの追加やショーケースの作成ができるようになります

5. ほかの組織が管理している店舗を取り戻す(譲渡のリクエスト)

前の代行会社や、退職した担当者の個人アカウントが管理している店舗は、「ステータス」の下の「譲渡をリクエストする」から取り戻します。理由を書き、営業許可証や公共料金の請求書などの証拠を添えて送ります。審査は最大 5 営業日です。

場所カードを充実させる

ロゴとカバー写真

  • ロゴとカバー写真は Apple の審査を経て表示されます。基準に合わないと承認されません
  • カバー写真は店舗ごとに変えられます。外観か、店の雰囲気が一目で分かる写真を選びます
  • 写真と文章には「写真およびテキストの基準とガイドライン」と画像のスタイルガイドがあります。審査で戻されると表示が遅れるので、アップロードの前に目を通します

表示名のルール

Apple は表示名について、次のように定めています。

  • 店頭または Webサイトに表示されている名前と一致させる
  • 説明などの文字列を含めない
  • セミコロン、波括弧、角括弧などの記号や、®・©・™ は使えない(ピリオド、カンマ、ハイフン、アポストロフィ、丸括弧は使える)
  • 地名がブランド名の一部なら使えるが、複数の店舗を区別するためだけに地名を付け足すことはできない

最後の点は、日本のチェーンで多い「○○ 渋谷店」の付け方と関係します。看板や公式サイトの店舗一覧で「渋谷店」と名乗っているなら、それが実際の名前と考えられますが、Apple の審査で名前が直されることもあります。Apple が名前を変えた場合はメールで知らせが来るので、異議があれば根拠を添えて申し立てます(審査は最大 5 営業日)。

Google との違い: Apple は、別の言語向けの表示名(代替名)を追加できます。訪日客向けに英語の店名を設定したい場合、Google ではできませんが、Apple ではできます。ただし、言語間で内容が矛盾しないことが条件です。

「情報」(説明)

店舗の説明を書く欄です。Apple は、家族経営であること、各種の認証、何で有名か、専門分野、歴史、実績などを例に挙げています。説明も言語ごとに追加できます。

ピンの位置(座標)

Apple は、座標を所在地の中心にある建物の上に置き、近くの歩道・車道・交差点に置かないこと、正面玄関や駐車場の入口を示すものにしないことを求めています。Google では店舗の場所にピンを合わせる考え方なので、媒体ごとにピンの決まりが違う点に注意します。ビルの中の店舗は、ビルの上に置きます。

住所

Apple は、住所を「公式の Webサイトに掲載されている住所」「正式な住所と同じ言語」で書くよう求めています。日本の店舗は、日本語の住所で、自社サイトと同じ表記にします。表記のそろえ方はNAP の統一を参照してください。

特別な営業時間

種類 使う場面
通常営業時間 いつもの営業時間。完全予約制なら予約を受けられる時間帯
他の営業時間 ハッピーアワー、テイクアウトの時間など、特別なサービスの時間
臨時の営業時間 臨時営業、臨時休業、祝日の営業・休業(開始日と終了日を指定)

臨時の営業時間には「休業している時間帯」を書くことはできず、営業している時間帯を書きます。たとえば、ある月曜日に 10 時〜12 時だけ営業するなら「10:00〜12:00」を入れます。終日休業はその日を臨時休業として入れます。

年末年始・GW・お盆は、GBP の特別営業時間と同じ日に入れる運用にします。

Apple がした変更の確認

利用者は、場所カードから Apple に問題を報告できます。Apple が報告をもとに名前・ステータス・営業時間を変えると、組織の管理者などにメールが届きます。所在地のステータスが「更新内容を利用可能」になるので、内容が正しければ「問題なし」、違っていれば編集して直します。このメールを見落とすと、誤った「閉業」や営業時間がそのまま残ります。

ショーケース

ショーケースは、場所カードに新商品・セール・季節のメニューなどを目立たせて出す機能です。GBP の「投稿」に近いものです。

項目 仕様
内容 見出し(38 文字まで)、本文(100 文字まで)、画像、行動を促すボタン(CTA)
画像の代替テキスト 100 文字まで
期間 最大 365 日。初期設定は 90 日
審査 Apple が審査。最大 3 暦日。審査中に編集すると承認が遅れる
言語 一部の言語は使えない(ショーケースの言語リストで確認)。言語を複数入れて、1 つでも不承認になると全体が不承認

コツ: 公開したい日の 3 日以上前に出します。毎月入れ替える計画にすると、場所カードの情報を新しく保てます。

日本での注意: Apple の「機能の提供状況」のページでは、日本で使える機能として「ブランドと所在地の管理」が挙げられていますが、ショーケースが日本の Apple マップでどう表示されるかは、Apple の公開資料には書かれていません。管理画面にショーケースの項目が出るか、公開後に iPhone のマップで表示されるかを確かめてください。

日本での注意点

  • マップの広告は使えない: 2026 年夏に始まった Apple マップの広告は、米国とカナダのみです
  • 国によって使えない機能がある: Apple は、地域によって一部の機能が使えないとしています。インサイト(閲覧数などの数値)なども、管理画面で使えるかを確認します
  • POS からの連携: 2026 年 9 月、Square が Apple Business との連携を日本でも始め、Square の管理画面から Apple マップの店舗情報を管理できるようになったと発表しています。Square を使っている店舗は、二重管理にならないよう、どちらで管理するかを決めます
  • 飲食店の予約: 食べログは、Apple マップからのネット予約の連携を提供しています。食べログで予約を受けている店舗は、Apple マップの場所カードからの予約がどう表示されるかも確認します

よくある失敗

○ ×
会社のメールアドレスで、管理対象 Apple Account を使う 担当者の個人の Apple Account で登録し、退職後に誰も入れない
確認の 2 つ目の方法を先に用意する 1 つ目だけ出して 60 日が過ぎ、組織が削除される
古い電話番号が Apple マップに残っていたら、先にサポートに相談する 確認の電話を受けられず、何度もやり直す
Webサイトに店舗の公式ページを入れる 食べログやホットペッパーの URL を入れて差し戻される
表示名を看板と同じにする 「○○整骨院
Apple による変更のメールを確認する 誤った「閉業」が数か月残る

個人の Apple Account で Business Connect を使っていた組織は、Apple Business では「仕事用の Apple Account(管理対象 Apple Account)」を作るか、個人のアカウントを使い続けるかを選べます。個人のアカウントのままだと、使えるのはブランドと所在地の管理だけです。担当者が替わる可能性があるなら、仕事用のアカウントに切り替えておきます。

複数店舗の場合

  • 1 つの組織に、ブランドと所在地をまとめて登録します。ブランドで設定したロゴやカバー写真は、関連付けた所在地に引き継がれます(所在地ごとにカバー写真を変えることもできます)
  • 所在地には、社内の店舗コード(所在地コード)を付けられます。利用者には表示されないので、GBP の店舗コードと同じものを入れておくと照合しやすくなります
  • 店舗数が多い場合は、承認されたサードパーティパートナーや Apple Business の API を使った一括管理を検討します。代行会社に任せる場合は、組織のオーナーは自社のまま、パートナーに権限を共有する形にします
  • 複数の所在地について Apple が変更した場合も、メールでまとめて知らせが来ます。本部の担当者が受け取れるよう、通知先の役割を決めておきます

チェック項目

  • Apple Business の組織の確認が済んでいる(2 つの方法)
  • 会社のアカウントで管理していて、管理者が 2 人以上いる
  • 全店舗が所在地として登録され、確認が済んでいる
  • 表示名が看板・公式サイト・GBP と同じ
  • 住所・電話番号(国番号付き)・Webサイト(店舗の公式ページ)が正しい
  • ピンが店舗の建物の上にある
  • 主要カテゴリが 1 つ、正しく選ばれている
  • 年末年始などの臨時の営業時間を入れている
  • Apple による変更のメールを受け取れる設定になっている
  • iPhone のマップで、実際の表示を確認した

よくある質問

Q. Apple Business Connect に登録していた情報はどうなりましたか? 2026 年 4 月 14 日の Apple Business の提供開始時に、所在地・場所カードの情報・写真・組織情報などが自動で移行されています。Apple Business に一度サインインすると、旧 Business Connect にはサインインできなくなります。

Q. iPhone を持っていなくても登録できますか? できます。Apple Business は Web ブラウザで使えます。表示の確認は、iPhone か Mac のマップ、または Web 版の Apple マップで行います。

Q. 確認の電話が古い番号にかかってしまいます。 電話は Apple に登録されている番号にかかります。番号が分からない、または古い場合は、Apple Business のサポートに問い合わせてください。組織の確認(書類など)が済んでいれば、電話での確認なしで所在地を管理できる場合もあります。

Q. Apple マップのクチコミに返信できますか? Apple マップには利用者による評価や写真の機能がありますが、店舗が返信する機能の説明は、Apple Business の公開されている案内には見当たりません。食べログなど提携している媒体のクチコミは、その媒体の店舗向け機能で返信します。

Q. 登録すると Google の順位は上がりますか? 上がるという検証はありません。iPhone の利用者と Apple の機能に、正しい情報を届けるための登録です。

出典

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