GBP の写真の追加と管理|追加の頻度、ユーザーの写真の報告、カバー写真が変わるとき

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ中通常検索低AI 検索低見方

結論: 写真は、順位よりも選ばれるかどうかに影響します。GBP の写真は新しいものから順に表示されるので、最初に揃えて終わりにせず、月 4 枚以上を目安に、季節・メニュー・店内の変化に合わせて足し続けます。ユーザーの投稿した写真はオーナーが消せないため、不適切なものは報告し、良い写真を足して埋もれさせます。カバー写真は Google が差し替えることがあるので、検索とマップの表側で月 1 回確かめます。

写真の追加で何が変わるか

  • 順位への直接の効果は中程度以下: 専門家への調査では、GBP に上げた写真の新しさや枚数、ユーザーが上げた写真の数は、マップの順位の要因として中位から下位とされています。一方で、写真の質(解像度・明るさ・素材写真でないこと)は、来店や問い合わせにつながる要因として上位に挙げられています
  • 素材写真・AI で作った写真はマイナス: 同じ調査で、ストック素材や AI 生成の写真・動画は、順位を下げる要因、停止の危険を高める要因にも挙げられています。Google も、大幅な加工・過度なフィルタ・AI の使用を避けるよう求めています
  • 新しい順に並ぶ: Google のヘルプは、アップロードした写真は新しいものから順に表示されると説明しています。古い写真しかないと、改装前の店内や終わったメニューが先頭に出続けます
  • クチコミの写真との競争: 利用者が上げた写真も同じ一覧に並びます。オーナーが写真を足さないと、暗い店内や食べかけの料理が店の印象を決めます

写真の位置情報(ジオタグ)を埋め込む施策は、専門家への調査で最も効果の小さい要因の 1 つとされているので、手間をかける必要はありません。

追加の頻度の目安

業種・状況 目安 理由
飲食店・美容室など、写真で選ばれる業種 週 1〜3 枚 利用者の写真が多く、オーナーの写真が埋もれやすい。メニューや作品が頻繁に変わる
医療機関・整骨院・士業など 月 2〜4 枚 利用者の写真が少ない。院内・スタッフ・設備の写真で不安を減らす
小売・宿泊・不動産 月 4 枚前後と季節ごとの入れ替え 季節の商品、客室・共有エリア、店頭の様子
改装・新メニュー・新サービスのとき その都度まとめて 古い写真が先頭に出たままにしない

LocalBase では以前から、写真は週 1 枚以上、飲食店など競合の多い業態では週 2〜3 枚を勧めてきました。手元に 10 枚あるなら、一度に上げるより、数日おきに分けて上げる運用です。ただし、分けて上げると順位で有利になるという検証はありません。分ける理由は、常に新しい写真が先頭にある状態を保てることと、撮影のペースを日常業務に組み込みやすいことです。

毎月撮る写真のリスト

Google は、カテゴリに合わせて、外観・店内・商品・サービス・チームの写真をそれぞれ最低 3 枚入れるよう勧めています。そのうえで、毎月の撮影リストを作っておくと続きます。

種類 撮るもの コツ
外観 来店する方向ごとの入口、昼と夜、看板、駐車場の入口 初めて来る人が「ここだ」と分かる角度で
店内 客席・待合室・施術台・売り場 客の目線の高さで。人が少ない時間に
商品・料理・作品 人気の品、季節の品、新しいメニュー 自然光か均一な照明で。加工は明るさの調整程度に
サービス中 調理・施術・接客・作業の様子 顧客が写る場合は事前に同意を取る
スタッフ 店長・院長・スタッフの顔と名前が分かる写真 医療・士業・整骨院では特に安心材料になる
設備・案内 バリアフリー、キッズスペース、駐車場、メニュー表、料金表 料金表は変わったらすぐ差し替える
季節 季節の飾り、限定メニュー、イベントの様子 終わったら古い写真を消す

写真の仕様とアップロード

Google のヘルプが示す、写真と動画の条件は次のとおりです。

項目 写真 動画
形式 JPG または PNG —
サイズ 10 KB〜5 MB 最大 75 MB
解像度 推奨 720 × 720 ピクセル、最小 250 × 250 ピクセル 720p 以上
長さ — 最大 30 秒
  • 写真が表示されるのは、オーナー確認が終わったプロフィールだけです
  • アップロードから表示まで、最長 24〜48 時間かかることがあります。保留中・不承認・公開のステータスで確認できます
  • 同じ写真を 2 回上げても 1 枚しか表示されません。アップロードした写真が見つからないときは、重複を疑います
  • 10 拠点以上を管理している場合は、スプレッドシートで写真を一括アップロードできます

上げてはいけない写真

× の例 理由
無料・有料の素材写真、AI で作った料理や店内の画像 ガイドラインで避けるよう求められ、順位を下げる要因・停止の危険を高める要因にも挙げられている
店から見える景色だけ、看板犬だけ、社員旅行の食事 店舗に関係していない
文字を大きく載せたチラシやポスターの画像 店舗の様子が伝わらない。電話番号などを画像に入れる使い方は避ける
顧客・スタッフの顔が、同意なく写っている プライバシーの報告を受けて消される。トラブルの原因になる
酒・たばこ・医薬品・医療機器などの販売を促す写真(価格・特価・クーポン・購入先を載せたもの) 規制対象の商品は、販売を促す呼びかけ、購入先のリンクや連絡先、特価・クーポン・価格などの販促を含むコンテンツが禁止されている。付随的な写り込みは対象外
過度な美顔加工・色の加工 雰囲気をありのまま伝えることが求められている

バーの店内にボトルが並んでいるのは付随的な写り込みで、問題になるのは、酒の価格や特価を載せた画像のように販売を促す写真です。

ユーザーが投稿した写真の管理

オーナーは消せない。報告する

ユーザーが上げた写真や動画は、オーナーが直接削除できません。Google のポリシーに違反しているものは、削除をリクエストできます。

  1. Google 検索で自店のビジネス プロフィールを開く
  2. 「写真」→「写真をすべて確認」を選ぶ
  3. 対象の写真や動画を開き、右下の「問題を報告」を選ぶ
  4. 理由(「プライバシーに関する懸念」「写真や動画の場所が異なる」など)を選んで送信する

マップアプリでは、「ビジネス」タブ →「ビジネス プロフィールを表示」→「写真」から、写真の右上のメニューの「報告」で同じことができます。審査には数営業日かかります。同じ写真に何度も削除リクエストを送ると、審査が遅れると Google は注意しています。

消える写真、消えない写真

消える見込みがある 消えにくい
別の店や別の場所の写真 料理の見栄えが悪い、店内が暗く写っている
顧客やスタッフの顔・個人情報が写っている 混雑や汚れなど、実際の様子を写したもの
性的・暴力的・差別的な内容 オーナーにとって不本意なだけのもの
店舗に関係のない写真、宣伝やスパム

消えにくい写真への対策は、良い写真を足して、先頭や上位から押し下げることです。写真の実際の様子に問題があるなら、店側を直します。

「写真付きの新着情報」もある

マップアプリの利用者は、クチコミとは別に写真付きの新着情報を投稿できます。クチコミは 1 人 1 件ですが、新着情報は何度でも投稿でき、クチコミの評価には影響しません。

  • 見られるのはマップアプリだけ:「ビジネス」タブ →「ビジネス プロフィールを表示」→「最新情報」→「訪問者提供」
  • 返信できる: 季節のメニューや営業時間の変更が写っていれば、補足の情報を返せます
  • 投稿は止められないが、不適切なものは報告できる

カバー写真が勝手に変わる

カバー写真は、オーナーが「店の顔」として指定する写真です。ただし、Google のヘルプは指定した写真が必ず最初に表示されるとは限らないと明記していて、選んだカバー写真の画質が低い、ふさわしくないと判断された場合は、顧客の写真が代わりに使われることがあるとしています。

Sterling Sky の観察(2023 年)では、次の傾向がありました。

  • 新しい写真を足すと、カバーに指定していない写真に差し替わることがある
  • ロゴ、画質の粗い画像は、カバーとして採用されにくい
  • ローカルパック(検索結果の地図の下の 3 件)では、検索語に合った写真が出ることがあり、カバー写真が出るとは限らない

対策

  • カバーには、外観か店内の明るい写真を選ぶ。ロゴや文字入りの画像は避ける
  • 横長と正方形のどちらで切り取られても主役が残る構図にする(主役を中央から上寄りに)
  • 写真を足したあと、検索とマップの表側で、自店の名前で検索して見え方を確かめる。管理画面では差し替わったことが分からないため、月 1 回は表側を見ます
  • 差し替わっていたら、カバーを指定し直す。何度も差し替わる写真は、別の写真に変える

写真の閲覧数の見方

以前の「インサイト」には、写真の閲覧数の推移や、同じ地域の同業他社との比較のグラフがありましたが、今のパフォーマンスにはありません。いま分かるのは次の 2 つです。

  • 写真ごとの閲覧数: Google 検索のビジネス プロフィールで写真を開くと、左下に投稿者と合計の閲覧数が出ます。自店のどの写真がよく見られているか、利用者の写真とどちらが見られているかの見当がつきます
  • 写真を足した前後のパフォーマンス: プロフィールの閲覧数や、ルート・電話・ウェブサイトのクリックを月ごとに比べます(パフォーマンスの読み方)

よく見られている写真の種類(外観・料理・院内など)が分かったら、その種類を増やします。

業種ごとの注意

  • 飲食店: 料理はメニューの写真と同じ品を、見た目どおりに撮ります。実物と違う写真は低評価のクチコミの原因になります
  • 美容室・エステ: 施術前後の写真は、効果をうたう表現と組み合わせると薬機法・景品表示法の問題になりえます。施術の様子や仕上がりは、事実の範囲で
  • 医療機関・歯科: 医療広告ガイドラインでは、治療前後の写真は、治療内容・費用・リスクなどの説明がない形で載せることが認められていません。GBP の写真では院内・設備・スタッフを中心にします。医療機器を主役にした写真も避けます
  • 整骨院・鍼灸・整体: 整骨院・鍼灸院では、施術の効果を印象づける写真は、柔道整復師法・あはき法の広告の制限に触れるおそれがあります。国家資格によらない整体は両法の対象外ですが、厚生労働省のガイドラインは、国家資格の施術と誤認させる写真や画像を不適切としています。どちらも院内や受付、スタッフの写真が中心です
  • 不動産: 店舗の外観・接客スペース・スタッフの写真を上げます。物件の写真を GBP に並べるのは、店舗の様子を伝える目的からずれます
  • 宿泊施設: 客室の種類ごと、温泉・朝食会場などの共有エリアごとに最低 1 枚ずつ

複数店舗の場合

  • 全店共通の写真(ロゴ、ブランドの料理写真)と、店舗固有の写真(外観・店内・スタッフ)を分けます。全店に同じ店内写真を上げると、利用者にも Google にも店舗の区別がつきません
  • 外観と店内の写真は店舗ごとに撮る必要があるので、撮影は店舗、確認は本部の分担にします。本部は月 1 回、全店の新しい写真と、カバー写真の見え方を確認します
  • 顧客の顔が写った写真、規制対象の商品を主役にした写真は、公開前に本部で止められる流れにします

LocalBase では、写真を全店または選んだ店舗へまとめて投稿し、全店の写真を一覧で確認・削除できます。

チェック項目

  • 外観・店内・商品(またはサービス)・スタッフの写真が、それぞれ 3 枚以上ある
  • 直近 1 か月以内に追加した写真がある
  • 素材写真・AI で作った画像・過度に加工した写真を使っていない
  • 顧客やスタッフの顔が写る写真は、同意を取っている
  • 不適切なユーザーの写真を報告した(同じ写真に何度も送っていない)
  • 検索とマップの表側で、カバー写真が意図したものか確かめた
  • 終わったメニュー・改装前の店内の写真を消した

よくある質問

Q. 写真は何枚あれば十分ですか? 決まった枚数はありません。Google は種類ごとに最低 3 枚を勧めています。枚数よりも、新しい写真が先頭にある状態を保つことと、利用者が知りたい写真(外観・入口・料金表・メニュー)が揃っていることが大切です。

Q. 同じ写真を投稿と写真の両方に使うとペナルティになりますか? そうした検証はありません。ただ、同じ写真をプロフィールに 2 回上げても 1 枚しか表示されないので、写真の一覧を充実させる意味はありません。

Q. 古い写真は消した方がよいですか? 改装前の店内、終わったメニュー、今と違う料金表は消します。来店した人との食い違いを防ぐためです。

Q. 利用者が上げた写真の方が、閲覧数が多いのはなぜですか? 利用者の写真は数が多く、実際の様子が分かるので見られやすい傾向があります。オーナーの写真は、利用者の写真では分からない情報(外観の全体、入口、料金表、スタッフ)を補う役割だと考えます。

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出典

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