GBP の初期設定でやること|始める前の準備・順番・所要時間・よくある失敗

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見

結論: 初期設定は、入力そのものより入力する前の準備で結果が決まります。正式名称・住所の表記・電話番号・URL を 1 つに決め、看板と公式サイトをそれに合わせ、会社が管理する Google アカウントで登録します。順番は「登録できるか確かめる → オーナー確認 → 権限 → 名前・カテゴリ・住所 → 残りの項目」。オーナー確認が終わるまでは、名前・住所・カテゴリを触らないのが鉄則です。

初期設定の項目と、このガイドのページ

順位への影響が大きいのは、ビジネス名・メインカテゴリ・住所とピン・営業時間です。ここが間違っていると、ほかの施策の効果が出にくくなります。

順番 項目 ページ
1 登録できるビジネスか確かめる 登録できるビジネスか
2 登録とオーナー確認 登録とオーナー確認
2' 他人がオーナーになっていたら取り戻す オーナー権限の取り戻し方
3 オーナーと管理者を整理する オーナーと管理者
4 ビジネス名 ビジネス名
5 メインカテゴリ メインカテゴリ・業種別カテゴリ名
6 追加カテゴリ 追加カテゴリ
7 住所とピンの位置 住所とピン
7' 訪問型ならサービス提供地域 非店舗型ビジネスとサービス提供地域
8 営業時間・特別営業時間 営業時間
9 電話番号 電話番号
10 ウェブサイトの URL ウェブサイトの URL
11 ソーシャルプロフィール ソーシャルプロフィール
12 サービス、属性、ビジネスの説明、写真、商品、予約・メニューのリンク サービス / 属性 / ビジネスの説明 / 写真と動画 / 商品 / メニュー / 予約

店舗の移転・改装・改名・営業時間の変更・サービスの追加があったときも、この表に沿って見直してください。

始める前に用意するもの

登録画面を開く前に、次の情報を 1 枚の表(「正しい情報の台帳」)にまとめます。複数の担当者が関わる店舗や、あとで業者に任せる店舗ほど、この表があるかどうかで後のトラブルが変わります。

用意するもの 決め方・確かめ方 よくある間違い
正式名称 看板・のれん・公式サイト・名刺・領収書で実際に使っている名前。法人名ではなく店舗名で営業しているなら店舗名 地名やサービス名を足した「GBP 用の名前」を作る
住所の表記 郵便番号、都道府県から番地まで、ビル名、階・部屋番号。表記を 1 つに決めて、公式サイトやほかの媒体とそろえる 「1-2-3」「1丁目2番3号」が媒体ごとにばらばら。ビル名の有無が違う
ピンの位置 顧客が入る入口の場所。地図アプリで確かめておく 建物の中心やビルの裏口、駐車場の位置になる
電話番号 その店舗に直接つながる番号。SMS を受けられる番号かどうかも確認(オーナー確認で使うことがある) 本部の代表番号、自動音声の受付だけの番号
ウェブサイトの URL 多店舗なら、その店舗のページ。https で始まり、そのまま開ける URL 本部のトップページ、短縮 URL、SNS
営業時間 顧客に対応できる時間。昼休み・定休日・ラストオーダーの扱いも決める 受付時間や電話の時間と混ぜる
サービス・商品の一覧 実際に提供しているものを、顧客が使う呼び方で書き出す。料金の目安も 検索されやすい言葉だけを並べる
カテゴリの候補 「事業が何であるか」を表すもの。上位の競合が使っているものを調べておく 「整骨院」など実在しないカテゴリ名を探す
写真 外観(看板が見えるもの)、入口、店内、商品・施術、スタッフ。自分で撮ったもの ストック写真、加工の強い写真
書類 営業許可証、登記事項、公共料金の請求書など、名前と住所が GBP と一致するもの 書類の住所と GBP の住所が違う(停止からの回復で困る)
Google アカウント 会社が管理するアカウント(会社ドメインのメールで作る)。2 段階認証を設定する 店長の個人 Gmail で登録し、退職で失う

Google アカウントの持ち方

GBP の管理権限は Google アカウントに紐づきます。最初にどのアカウントで登録するかが、何年も後のトラブルを決めます。

  • メインのオーナー: 会社が管理するアカウント。担当者が替わっても会社に残るもの。復旧用の電話番号とメールも会社のものにする
  • 実際に作業する人: 各自のアカウントを「管理者」として追加する。パスワードを共有しない
  • 業者: 業者のアカウントを「管理者」で招待する。業者のアカウントで登録させない

LocalBase に寄せられる相談でいちばん多いのは、「前の店長が個人のアカウントでオーナー確認をしていて、退職後に連絡が取れない」というものです。取り戻すことはできますが、日数がかかり、確実でもありません(オーナー権限の取り戻し方)。

先に看板と公式サイトを直す

GBP の情報は、看板や公式サイトなど外から確かめられる情報と一致していることが前提です。動画によるオーナー確認では、看板に出ている名前が GBP の名前と一致しているかを見られます。Google による書き換えも、公式サイトなどの公開情報を根拠に行われます。

改名や移転の直後に登録する場合は、看板・公式サイト・ほかの地図サービスを先に新しい情報にしてから GBP に入れます。

順番と所要時間

段階 やること 作業時間の目安 待ち時間(公式の説明)
1. 登録 名前・カテゴリ・住所(またはサービス提供地域)・電話・URL を入れる 10〜20 分 —
2. オーナー確認 動画、電話・SMS、メール、ライブビデオ通話、ハガキのうち、表示された方法で確認する 動画は撮影の準備を含め 30 分〜1 時間 審査は 5 営業日ほど。ハガキは通常 14 日以内に届き、コードは 30 日で失効
3. 権限の整理 管理者を招待し、メインのオーナーを会社のアカウントにする 10 分 新しく加わったオーナー・管理者は、7 日間は一部の操作(ほかのユーザーの削除、メインのオーナーの譲渡など)ができない
4. 基本情報の調整 名前・カテゴリ・住所とピン・営業時間を確かめる 30 分 編集の反映は通常 10 分ほど。審査で 30 営業日ほどかかることもある
5. 残りの項目 サービス、属性、説明、写真、商品、リンク、SNS 1〜2 時間 サービス提供地域の編集は最長 48 時間ほど

オーナー確認の前でも、名前・業種・住所・営業時間・電話番号・ウェブサイトなど一部の情報は編集できます。ただし、確認の審査中やハガキを待っている間に、名前・住所・業種(カテゴリ)を変えると、確認がやり直しになります(ハガキのコードは使えなくなります)。

1 日で終わらせようとしない

基本情報を一度に入れ、あとから何度も直すのは、停止のきっかけになりやすい動きです。Sterling Sky は、重要な項目の短期間での繰り返しの編集を、停止の主な原因の一つに挙げています。登録の日に正しい情報を一度で入れ、カテゴリの調整などは確認が終わってから、1 つずつ時間をあけて行います。

初期設定でよくある失敗

失敗 何が起きるか 立て直し方
個人のアカウントで登録した 退職・異動で管理できなくなる 会社のアカウントをオーナーに追加し、メインのオーナーを譲渡する(オーナーと管理者)
すでにあるプロフィールに気づかず新しく作った 重複になり、片方が表示されなくなる。クチコミが分かれる 既存のプロフィールのオーナー権限を取り、新しい方を削除する
名前にキーワードを足した 書き換え・停止 正式名称に戻す(ビジネス名)
確認の途中で名前や住所を直した 確認がやり直しになる 確認が終わるまで触らない。終わってから 1 つずつ直す
住所の表記がほかの媒体と違う 情報の一致が取れず、Google が別の表記に書き換えることがある 表記を 1 つに決め、公式サイト・ほかの媒体もそろえる
ピンが入口からずれている ルート案内で別の場所に案内される。市区町村の判定がずれることもある 入口にピンを合わせる(住所とピン)
訪問型なのに自宅住所を表示した ガイドライン違反。停止のリスク 住所を非表示にし、サービス提供地域を設定する(非店舗型)
本部の代表番号や本部のトップページを入れた 店舗に電話がつながらない。店舗の関連性が伝わらない 店舗の番号と店舗ページにする(電話番号・URL)
業者をオーナーで招待した 解約時に権限を返してもらえない、メインのオーナーを移されるおそれ 管理者に変更する。トラブル中ならまず業者を外してから交渉する
写真にストック写真やチラシの画像を使った 削除される。実際の様子が伝わらない 外観・入口・店内を撮り直す
営業時間を受付時間や電話の時間と混ぜた 「営業中」の判定がずれる。来店客の不満 顧客に対応できる時間にそろえる(営業時間)

店舗の情報が変わったとき

変化 やること 注意
改名 看板・公式サイトを先に変え、GBP では名前だけを変える ほかの重要項目は数週間あける。再確認を求められることがある
移転 住所とピンを変える。業種と移転距離によっては新しいプロフィールにする 詳しくは住所とピンの「移転するとき」
営業時間の変更 通常の営業時間を変える。一時的なら特別営業時間 公式サイトの表記も同じ日に変える
業態の大きな変更 別のビジネスになるなら、旧プロフィールに閉業マークを付けて新しく作る Google は、ビジネスの性質が大きく変わる編集を拒否することがあると定めています
担当者の交代 新しい担当を管理者に追加し、前の担当を外す 前の担当がメインのオーナーなら、先に譲渡してもらう

複数店舗の場合

  • 10 店舗以上で、同じブランドの実店舗であれば、一括でのオーナー確認を申請できます(非店舗型ビジネスは対象外)。まずビジネス拠点グループを作り、その中で店舗を管理します
  • 名前の付け方(「ブランド名 + 店名」など)、カテゴリ、営業時間の書き方、写真の撮り方を全店共通のルールにしてから登録を始めます。後から直すと、店舗の数だけ編集が発生します
  • 正しい情報の台帳を店舗ごとの行で作り、GBP・公式サイトの店舗ページ・ほかの地図サービスを同じ台帳から更新します。LocalBase の店舗情報の一括更新は、この台帳から全店舗の GBP をまとめて更新する使い方を想定しています

10 店舗以上なら一括オーナー確認が使えます。店舗名やカテゴリをそろえるルールは店舗名・情報の統一ルールを参照してください。

チェック項目

  • 正式名称・住所の表記・電話・URL を 1 つに決め、台帳にまとめた
  • 看板・公式サイトの表記が台帳と一致している
  • 既存のプロフィールがないか、店名と住所で検索して確かめた
  • 会社が管理する Google アカウントで登録し、2 段階認証を設定した
  • オーナー確認が終わるまで、名前・住所・カテゴリを変えていない
  • 作業する人を管理者として追加し、業者もオーナーではなく管理者にした
  • 外観・入口・店内の写真を自分で撮った
  • 名前と住所が一致する書類(営業許可など)の控えを用意した

よくある質問

Q. 登録しなくても、Googleマップに店舗が出ています。登録は必要ですか? マップの店舗情報は、オーナーが登録していなくても、利用者の報告や Google が集めた情報で作られます。オーナー確認をしないと、オーナーとして情報を管理する機能が限られ、クチコミにも返信できません。Google も、すべての店舗情報の申請(オーナー確認)をしておくことを、不正なアクセスを防ぐ方法として勧めています。マップで店舗を開き「ビジネスオーナーですか?」と出たら、まだ誰もオーナー確認をしていません。

Q. 登録画面で「このビジネス プロフィールは他のユーザーが管理している可能性があります」と出ました。 すでに誰かがオーナー確認をしています。前任者・業者・本部のどれかであることが多いです。手順はオーナー権限の取り戻し方を参照してください。

Q. 確認方法を選べません。 確認方法は Google が業種・公開情報・地域・営業時間などから自動で決め、変えられません。表示された方法で進めます。動画の場合のコツは登録とオーナー確認にまとめています。

Q. 開業前に登録してもいいですか? 登録はできます。プロフィールの編集画面で「開業日」(年と月だけでよく、1 年先まで)を入れてオーナー確認を済ませると、開業日の 90 日前からプロフィールが表示され、投稿や写真で開業を告知できます。開業前は利用者が修正の提案やクチコミを投稿できず、開業後は「最近開店したお店」のタグが 90 日間表示されます。ただし、動画での確認では看板や従業員しか入れない場所を見せる必要があるため、看板が付き、内装がある程度できてから確認するのが現実的です。

出典

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