GBP の一括オーナー確認(チェーン)のやり方|10 店舗以上の条件・手順・通らない原因

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ中通常検索低AI 検索低見方

結論: 同じビジネスの実店舗のプロフィールが 10 以上あれば、ビジネス プロフィール マネージャーの[オーナー確認]→[チェーン]から一括での確認を申請できます。申請の前に、会社のドメインのメールアドレスで作ったアカウント、ビジネス拠点グループ、重複やエラーのない全店のスプレッドシートを用意します。確認された後も、名前・電話番号・URL などの大きな変更を一度に重ねると、確認を求め直されることがあるので、変更は項目ごとに日を分けます。

一括オーナー確認とは

1 店舗ずつのオーナー確認(動画、電話、ハガキなど)の代わりに、アカウント単位で「このチェーンの正当な管理者である」と Google に認めてもらう手続きです。

店舗ごとの確認 一括オーナー確認
対象 すべてのビジネス 同じビジネスの実店舗が 10 以上
新しい店舗を追加したとき その店舗で確認が必要 他の人がオーナーになっていなければ、Google に表示される
かかる手間 店舗数だけ動画を撮る、ハガキを待つ 申請 1 回。ただし審査中に追加の情報や動画を求められることがある
確認の維持 店舗ごと アカウント単位。管理が不十分、エラーが多いと解除されることがある

20 店舗のチェーンが 1 店舗ずつ動画で確認すると、店長への説明、撮影、審査待ち(1 店舗 5 営業日ほど)、却下された店舗の撮り直しが重なり、全店が終わるまで数週間から 1〜2 か月かかると考えられます。出店のペースが速いチェーンほど、一括確認の利点は大きくなります。

申請できる条件

Google が定めている条件

  • スプレッドシート(アカウント)に、同じビジネスのプロフィールが 10 以上ある。重複、停止中、無効のプロフィールは 10 に数えない
  • そのアカウントで管理しているすべてのプロフィールがスプレッドシートに含まれている(一部だけを申請することはできない)
  • 非店舗型ビジネス(客先に出向くだけで、店舗に客を迎えない)ではない
  • 同じビジネスで、オーナー確認済みのアカウントをまだ持っていない
  • アカウントにエラーがなく、ガイドラインに沿っている
  • 申請できるのは、個人のアカウントか、ビジネス拠点グループ(グループは、メインのオーナーが確認されると、グループ内の有効なプロフィールも確認される)
  • 代理店が、複数の会社のビジネスを 1 つのアカウントでまとめて申請することはできない

実務で求められること

公式の条件には書かれていませんが、LocalBase がこれまで案内してきた手順(2022 年)と海外の実務者の報告では、次の点が求められるとされています。そろえておくと審査が進みやすくなります。

項目 内容
会社のドメインのメールアドレス 申請するアカウントは、公式サイトと同じドメインのアドレス(例: gbp@example.co.jp)で作る。フリーメールでは確認に時間がかかると、海外の解説でも案内されている
店舗の URL が同じドメイン 全店のウェブサイトの欄が、そのドメインの店舗ページになっている。ポータルサイトや予約サイトの URL が混ざっていると、同じビジネスだと示しにくい
名前がそろっている 全店が同じブランド名(と、看板どおりの店名)。海外の実務者からは、一括確認では名前が完全にそろっている必要がある、という指摘もある
ブランドごと ドメインやブランドが分かれている会社は、ブランドごとに分けて申請する

申請の前の準備

  1. 申請用のアカウントを作る: 会社のドメインで、GBP の管理用のアカウントを作ります。担当者個人のアドレスにしないでください(オーナーと管理者)
  2. ビジネス拠点グループを作る: そのアカウントでグループを作り、全店をここで管理します(グループと権限の設計)
  3. 既存のプロフィールを集める: 店長や業者が持っているプロフィールは、会社のアカウントをオーナーに追加してもらい、グループに移します。グループに移さずに同じ店舗を新しく読み込むと、重複になります
  4. 重複と閉店を片付ける: 重複は統合を依頼し、閉店した店舗は閉業にします(重複の見つけ方と統合)。重複や停止中のプロフィールは 10 に数えられず、エラーとして申請の妨げにもなります
  5. スプレッドシートを作る: ビジネス プロフィール マネージャーの[プロフィールを追加]→[プロフィールをインポート]→[テンプレートをダウンロード]で書式を取り、全店を 1 行ずつ入れます
  6. 読み込んで、エラーと警告をなくす: 住所の確認ができない、カテゴリが不正、といった行を直してから申請します

スプレッドシートの必須の列

列 内容 注意
ビジネスコード(店舗コード) 店舗ごとに違う ID。64 文字以内 前後の空白、記号(< > など)、URL は使えない。Google には表示されない
ビジネス名 看板どおりの名前。100 文字以内 地名やキャッチコピーを足さない(ビジネス名)
メインカテゴリ 全店で共通のもの 店舗ごとにばらばらにしない
電話番号 1 かウェブサイト どちらかは必須 実務では両方入れる。電話は店舗に直接つながる番号
住所 1 行目は必須(最大 5 行) 日本の住所は、都道府県と郵便番号を除いた部分を住所の欄に入れる。住所で場所を特定できないときは緯度・経度(小数点以下 6 桁以上)を入れる

店舗コードの付け方とラベルの使い方は店舗名・カテゴリ・情報の統一ルールを参照してください。

申請の手順

  1. 申請用のアカウントで、ビジネス プロフィール マネージャーにログインする
  2. 左のメニューの[オーナー確認]を選ぶ
  3. [チェーン]→[開始]を選ぶ
  4. フォームに入力して送信する

フォームでは、ビジネス名、国・地域、担当者の名前と電話番号、ビジネスの管理者のメールアドレスなどを入力します。担当者の欄には、Google から連絡が来たときにすぐ答えられる本部の担当者を書きます。業者に申請を頼む場合も、連絡先は自社の担当者にします。

審査の期間と、その間にやること

  • Google はアカウントの情報を確かめ、追加の情報が必要なら連絡してきます。確認されるとメールが届きます
  • 期間の目安は公式には示されていません。LocalBase が 2022 年に案内した時点では 1 週間ほどで完了するとしていましたが、海外の解説では数週間かかることがあるとされています
  • 審査の途中で、正式な代表者がビジネスの実在を示すために、動画の録画やライブのビデオ通話を求められることがあります。どの店舗を映すか、誰が対応するかを決めておきます
  • 審査の間は、名前・住所・カテゴリなどの大きな変更をしないでください

通らない・止まるよくある原因

原因 見分け方 対処
10 に届いていない 重複・停止中・無効のプロフィールを除くと 10 未満 店舗ごとの確認を使う(オーナー確認)
アカウントにエラーがある 一覧にエラーや警告の表示がある店舗が残っている 住所の不備、カテゴリの誤り、重複を直してから申請し直す
申請していない店舗がアカウントにある 別ブランドや閉店した店舗が同じアカウントに混ざっている 別ブランドは別のグループ(別の申請)に分ける。閉店は閉業にする
非店舗型が混ざっている 住所を非表示にした店舗(出張専門など)がある 非店舗型は一括確認の対象外。別に確認する
すでに確認済みのアカウントがある 過去に別の部署や業者が申請していた 既存のアカウントを探し、そこに集約する
同じビジネスに見えない 店名・URL のドメイン・電話番号の形がばらばら 命名とドメインをそろえる
代理店のアカウントから申請した 業者の組織や、複数社の店舗が入ったアカウント 店舗側の会社のアカウントから申請する
フリーメールのアカウント @gmail.com などで申請している 会社のドメインのアカウントを作り、オーナーを移してから申請する

却下されても、原因を直して申請し直せます。理由が書かれていない場合は、上の表を上から順に確かめ、それでも分からなければサポートに問い合わせます(サポートへの問い合わせ)。

確認された後の運用

新しい店舗の追加

一括確認の後にグループへ追加した新しい店舗は、他の人がオーナーになっていなければ、Google に表示されます。ただし、海外の実務者からは「一括確認済みのアカウントでも、新しい店舗や変更のあとに個別の確認を求められることが増えた」という報告が続いています。開店の直前に追加して、開店日に間に合わせる計画は立てないでください。看板を付けた時点で追加し、確認を求められても動画で対応できるようにしておきます(出店・閉店・移転・改装の処理)。

追加しようとした店舗を、すでに誰かが登録してオーナー確認している場合は、その人からアクセス権をもらう必要があります(オーナー権限の取り戻し方)。

大きな変更は分けて行う

2024 年には、一括確認済みのアカウントで、スプレッドシートからビジネス名・電話番号・ウェブサイト(とカテゴリ)をまとめて変えたところ、多くの店舗の確認が外れたという報告が Local Search Forum に複数寄せられました。閉業した店舗を別のグループに移したら、残りの店舗の確認が外れたという報告もあります。

  • 名前・住所・電話番号・URL・カテゴリの変更は、1 回に 1 項目にし、次の変更まで数日空ける
  • 全店の変更は、まず数店舗で試してから広げる
  • 確認が外れたら、変更が実際の店舗と一致していることを示す資料(看板の写真、公式サイトの店舗ページ)を用意してサポートに問い合わせる。それでも戻らなければ、店舗ごとに動画で確認する

確認が解除されないために

Google は、プロフィールを適切に管理していないアカウントや、ガイドラインに反するアカウントは、一括確認が解除されることがあるとしています。

  • 閉店した店舗は放置せず閉業にする
  • エラーや警告の出た店舗をそのままにしない
  • 名前にキーワードを足す、存在しない店舗を作るなどの違反をしない(1 店舗の違反でも、アカウント全体の信用に関わると考えられます)
  • 修正の提案や Google による変更を定期的に処理する

業種ごとの注意

  • 医療機関(分院展開): 医療法人の分院は、院ごとに 1 プロフィールです。院の中の医師個人のプロフィールを一括のスプレッドシートに混ぜないでください。医師個人は別の扱いです
  • 不動産: 店舗(営業所)は対象ですが、物件やモデルルームそのものは登録できません。現地案内所は、販売・賃貸の業務で顧客に対応するオフィスとして登録の条件を満たすかで判断します(登録できるビジネス)
  • 訪問型のサービス(清掃、修理、訪問介護など): 拠点に客を迎えない非店舗型は対象外です。客を迎える拠点と訪問専門の拠点が混ざるチェーンは、迎える拠点だけで 10 以上あるかを数えます
  • 商業施設内の店舗が多い小売・飲食: 施設名や階数を名前に入れず、住所の欄に入れます。全店の名前が「ブランド名 + 店名」でそろっているかを申請前に見直します

チェック項目

  • 重複・停止中を除いて、同じビジネスの実店舗が 10 以上ある
  • 申請用のアカウントが、公式サイトと同じドメインのメールアドレス
  • 全店がそのアカウントのビジネス拠点グループに入っている
  • 全店のウェブサイトの欄が、同じドメインの店舗ページ
  • 全店の名前が命名のルールどおりにそろっている
  • 全店に店舗コードが付いている
  • 一覧にエラー・警告の出ている店舗がない
  • 非店舗型の拠点と別ブランドを混ぜていない
  • Google からの連絡に答える担当者と、動画の確認に対応する店舗を決めた
  • 確認後、大きな変更を 1 回に 1 項目にする手順を決めた

よくある質問

Q. 9 店舗しかありません。10 店舗目の開店まで待つべきですか? 待つ必要はありません。今ある店舗は 1 店舗ずつ確認し、10 店舗を超えた時点で一括確認を申請します。すでに確認済みの店舗も、同じグループに入れたまま申請の対象に含めます。

Q. ブランドが 2 つあり、それぞれ 6 店舗です。合わせて申請できますか? 同じビジネスのプロフィールが 10 以上という条件なので、別ブランドを足して 10 にすることはできないと考えてください。ブランドごとに 10 に届くまでは、店舗ごとに確認します。

Q. フランチャイズの本部がまとめて申請できますか? 加盟店も同じブランド名で営業し、本部が全店のプロフィールを管理する取り決めがあれば、本部のアカウントでまとめて申請する形になります。加盟店がそれぞれオーナーを持っている店舗は、先に本部のアカウントを追加してもらう必要があります(フランチャイズ)。

Q. 一括確認すれば、順位は上がりますか? 一括確認そのものが順位を上げるわけではありません。確認されていない店舗は検索に出ないか、編集が反映されないため、確認は順位の前提条件です。

Q. 業者に申請を頼めますか? 代理店が複数の会社の店舗をまとめて申請することはできません。業者に作業を手伝ってもらう場合も、自社のアカウントで、自社の担当者を連絡先にして申請します。

出典

LocalBase なら、複数店舗の Googleビジネスプロフィールの更新・投稿・クチコミ返信をまとめて行えます。新規無料登録から15日間、有料プランの全機能をお試し頂けます。

無料登録して今すぐ利用開始

複数店舗の運用へ戻る

無料登録して今すぐ利用開始