GBP の追加カテゴリの選び方|何個入れるか・業種別の組み合わせ例・入れてはいけないもの

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ高通常検索低AI 検索低見方

結論: 追加カテゴリは、実際に提供していて、その事業を目当てに来る顧客がいるものを、上位の競合の使い方を参考に入れます。海外の調査では 3〜4 個が最もよい結果でしたが、日本の上位店を見ると、美容室や保育園のように追加カテゴリなしの店がほとんどの業種もあれば、歯科やリフォームのように 3〜5 個入れるのが普通の業種もあります。Sterling Sky の検証では、関連するカテゴリを足してもメインの順位は下がりませんでした。変えるときは 1 つずつ、1〜2 週間あけて効果を測ります。

追加カテゴリの効果

足しても「薄まらない」

「カテゴリを増やすと評価が分散する」という説がありますが、検証では否定されています。

検証 結果
法律事務所から追加カテゴリを 3 つ削除 メインの検索語の順位は上がらなかった
歯科医院に追加カテゴリを 4 つ追加 メインの検索語は下がらず、追加したカテゴリに関係する検索で順位が上がった
労働問題の弁護士のカテゴリを追加 48 時間以内に関連する検索語で順位が大きく改善
造園業者が庭のデザインなど 3 つを追加 該当する検索語で順位が上がった

(いずれも Sterling Sky の検証)

何個が目安か

BrightLocal が 1,050 拠点・7 業種を地点ごとに測った調査では、追加カテゴリの数ごとの平均順位は次のとおりでした。

追加カテゴリの数 0 1 2 3 4 5 以上
平均順位 7.6 6.3 6.1 6.0 5.9 6.5

0 個は明らかに不利で、3〜4 個が最も良い結果でした。ただしこれは相関で、業種によって違います(弁護士は 1 個が最良、電気工事は差なし)。上限の 9 個を埋めること自体には意味がありません。

追加カテゴリで何が変わるか

  • 表示される検索が広がる: 追加カテゴリは、メインとは別の事業を探している検索に表示されるための項目です。Google のヘルプでも「特定の部門やサービスについてユーザーに知らせるには、追加カテゴリを選択」すると説明されています
  • 選べる既定のサービスが増える: 追加カテゴリの既定のサービスも選べるようになります。既定のサービスは、検証で順位をはっきり上げた項目です
  • 使える欄が増えることがある: LocalBase が支援している店舗では、飲食のカテゴリと飲食以外のカテゴリを併用していると、メニューとサービスの両方の欄が出ることがありました

日本の上位店は何個入れているか

LocalBase 編集部が 2026 年 10 月 2 日に、東京の地名を含む検索語で Googleマップの上位 20 店を調べ、メイン以外に表示されていたカテゴリの数を数えました。

検索語 追加カテゴリの平均 追加なしの店 よく使われていた追加カテゴリ(店数)
歯医者 新宿 3.4 個 3 店 矯正歯科 13 / 美容歯科医 9 / インプラント/歯周病専門医 8 / 口腔外科医 8 / 歯科ホワイトニングサービス 8
インプラント 新宿 4.8 個 3 店 矯正歯科 15 / インプラント歯科医 14 / 美容歯科医 10 / 口腔外科医 10
整骨院 新宿 2.5 個 4 店 鍼灸院 9 / 指圧・マッサージ 9 / 接骨院 8 / カイロプラクティック 6
内科 新宿 3.0 個 4 店 内科医 10 / 健康診断センター 6 / クリニック・医院・診療所 6
焼肉 新宿 3.5 個 3 店 ホルモン焼肉店 12 / 肉料理店 12 / 韓国焼肉店 9 / 居酒屋 7
居酒屋 新宿 2.3 個 7 店(19 店中) レストラン 6 / 和食店 5 / シーフード・海鮮料理店 5 / 焼き鳥店 5
ラーメン 新宿 0.9 個 11 店 麺類専門店 7 / 中華料理店 4
美容院 世田谷 0.1 個 19 店 (ほぼなし)
ネイルサロン 渋谷 0.1 個 18 店 (ほぼなし)
賃貸 世田谷 2.6 個 6 店 不動産仲介業者 10 / 不動産管理会社 9 / 不動産店 8
税理士 新宿 2.5 個 7 店 税務対策サービス 7 / 会計事務所 6 / 公認会計士 6 / 法律・税務サービス 6
司法書士 新宿 0.7 個 15 店 法律・税務サービス 3 / 行政書士 3
パーソナルジム 新宿 2.6 個 3 店 フィットネス クラブ 14 / ダイエット支援サービス 13 / スポーツジム 12
リフォーム 世田谷 3.0 個 7 店 浴室リフォーム業 9 / キッチン リフォーム業者 9 / リノベーション業者 8
葬儀 世田谷 2.2 個 4 店 火葬業 13 / 葬儀屋 12 / 遺体安置所 6
メガネ 新宿 1.4 個 7 店 サングラス専門店 12 / メガネ修理サービス 9
引越し 世田谷 0.1 個 16 店(17 店中) (ほぼなし)
保育園 世田谷 0.1 個 18 店 (ほぼなし)

読み取れることは 3 つです。

  1. 提供する内容の幅が広い業種ほど、多く入れている: 歯科(一般・矯正・インプラント・審美)、焼肉(ホルモン・韓国焼肉)、リフォーム(浴室・キッチン)のように、顧客が細かい言葉で探す業種では 3〜5 個が普通です
  2. 事業が 1 つに決まる業種は、なしで上位にいる: 美容室、ネイル、引越し、保育園は、上位店のほとんどが追加カテゴリを入れていません。無理に足す必要はありません
  3. 「9 個すべて埋める」店は少数: 上位 20 店でも 9 個まで入れていたのは、多くの検索語で 0〜2 店でした

数え方の注意: マップの検索結果に表示されたカテゴリを数えたもので、地域や時期で変わります。傾向として見てください。

業種別の組み合わせ例

上の調査で上位店に多かった組み合わせです。実際にその事業を提供している場合に限って入れてください。カテゴリ名は業種別のカテゴリ名の早見表で確かめられます。

業種 メインの例 追加カテゴリの例 入れる条件
歯科 歯科医院 矯正歯科 / 小児歯科医 / 美容歯科医 / インプラント歯科医 / 口腔外科医 / 歯科ホワイトニングサービス 矯正の担当医がいる、口腔外科の処置を院内で行う、など
整骨院 接骨院 または 整体 整体(または接骨院)/ 鍼灸院 / 指圧・マッサージ / カイロプラクティック 鍼灸院は、はり師・きゅう師がいる場合だけ
クリニック(内科) クリニック・医院・診療所 または 内科医 内科医 / 健康診断センター / アレルギー専門医 / 皮膚科医 健診を受け付けている、標榜している科がある
焼肉 焼肉店 ホルモン焼肉店 / 韓国焼肉店 / 肉料理店 / 居酒屋 ホルモンが看板、韓国料理のメニューがある、など
居酒屋 居酒屋 焼き鳥店 / シーフード・海鮮料理店 / 和食店 / 鍋料理店 看板の料理があるとき
ラーメン ラーメン屋 麺類専門店 / 中華料理店 多くはなしでよい
不動産(賃貸) 不動産仲介業 不動産管理会社 / 不動産店 / 事業用不動産業者 管理業務を受託している、店舗・事務所の仲介もしている
税理士 税理士 会計事務所 / 税務対策サービス / 公認会計士 / 納税書類作成 公認会計士は、公認会計士の資格者がいる場合だけ
弁護士 弁護士 または 法律事務所 弁護士(離婚)/ 弁護士(刑事事件)/ 弁護士(人身傷害)/ 企業法務弁護士 その分野を継続して扱っている
パーソナルジム パーソナル トレーナー スポーツジム / フィットネス クラブ / ダイエット支援サービス 会員がマシンを自由に使える、食事指導がある
リフォーム リフォーム業 浴室リフォーム業 / キッチン リフォーム業者 / リノベーション業者 / 塗装工 自社で施工・受注している工事の種類
メガネ店 メガネ店 サングラス専門店 / メガネ修理サービス / 補聴器専門店 補聴器は、販売・調整をしている場合だけ
動物病院 動物病院 ペット ホテル業 / トリミングサロン / 救急動物医療 院内で預かり・トリミングをしている、夜間救急の体制がある
保険 保険代理店 生命保険代理店 / 自動車保険会社 / 住宅保険代理店 扱っている保険の種類
葬儀 葬儀サービス または 斎場 葬儀屋 / 火葬業 / 遺体安置所 自社で安置施設を持っている、など

小売も同じ考え方です。LocalBase が支援しているアパレルの店舗では、主力の衣料品のカテゴリをメインに、実際に売り場がある雑貨・アクセサリー・ギフト・子供服などを追加カテゴリに入れるよう案内しています。顧客は「子供服」のように品目で検索するので、扱っているのにカテゴリにないと、その検索に出にくくなります。

選び方

  1. 提供している事業を書き出す: 例えば歯科医院なら、一般歯科・矯正・小児歯科・インプラント・審美
  2. 実在するカテゴリ名を探す: 「審美歯科」「小児歯科」というカテゴリはなく、実際には「美容歯科医」「小児歯科医」です。業種別のカテゴリ名の早見表で確かめます
  3. 上位の競合の追加カテゴリを集計する: 狙う検索語の上位 20 店の追加カテゴリを拡張機能などで集計し、多く使われているものを確認します(メインカテゴリの「ツールを使う」を参照)
  4. 集計で多く、かつ自店が実際に提供しているものを入れる。売上や問い合わせの多い順に優先します
  5. 一つひとつの施術や商品は、カテゴリではなくサービス・商品の欄に入れる

入れたいカテゴリの事業がないとき

カテゴリはあるのに、それに当たるページが自社サイトにない場合は、サービスのページを作ってから追加すると、Google が店舗とカテゴリの結び付きを判断しやすくなります。Google は、Webサイトやネット上の情報からもカテゴリを判断しているとしています。

入れてはいけないもの

Google は、追加カテゴリについても「中心となる事業内容を示すカテゴリのみを可能な限り数少なく」選び、キーワードそのものや事業の属性を示すカテゴリ、近隣や事業所内の別の事業のカテゴリは使わないよう定めています。

  • 提供していない事業のカテゴリ: 順位への害は以前より小さくなったという検証もありますが、実態と違うカテゴリはガイドライン違反で、停止の理由になります
  • 併設されている別の事業のカテゴリ: ジムの中で別の会社が運営しているカフェがあっても、ジムのプロフィールに「カフェ」は入れられません。カフェには独自のプロフィールが必要です。ホテル内のレストラン・カフェ・バー、スーパー内の薬局も、Google はプロフィールを分けるよう定めています
  • 設備を表すだけのカテゴリ: プール付きのホテルに「水泳プール」、駐車場のある店に「駐車場」などは入れません
  • キーワードそのものを表すカテゴリや、特徴を表すだけのカテゴリ: 店内飲食ができる店が「テイクアウト」を入れる、などです。特徴は属性で示します
  • 資格が要る事業のカテゴリ: 鍼灸院、接骨院、公認会計士、医療の診療科などは、資格者がいて実際に提供している場合だけです

入れすぎ・入れ間違いの具体例

編集部の調査やよくある相談で見られた例です。

よくある例 何が問題か 直し方
ゲストハウスに、館内のカフェのつもりで「カフェ・喫茶」を入れる(「ゲストハウス 浅草」の上位 20 店のうち 3 店) 宿泊施設の中の飲食は、Google はプロフィールを分けるよう定めている カフェが一般の客も使える独立した店なら、別のプロフィールを作る
宿泊施設に「コインロッカー」「コインランドリー」「駐車場」を入れる(「ゲストハウス 浅草」の上位店で、これらをまとめて入れている例があった) 館内の設備はカテゴリにしない。Google は、カテゴリは保有している設備ではなく事業が何であるかで選ぶよう定めている 設備は属性、ビジネスの説明、写真で示す
トリミングサロンに「美容院」、ペットの歯のケアのつもりで「歯科医院」を入れる(「トリミング 世田谷」で見られた) どちらも人向けの業種のカテゴリ。ペットのつもりでも、人の美容室・歯医者として扱われる ペット向けのカテゴリ(トリミングサロン、ペット ホテル業、犬の一時預かりなど)だけにする
スーパーに「魚市場」「八百屋」「精肉店」などを並べる(同じチェーンとみられる 7 店が同じ 7 つを入れていた) 売り場(部門)を示すカテゴリは Google の例でも認められている(スーパーにベーカリー・デリカテッセン)。一方「魚市場」のように施設の種類が違うものは実態とずれる 実際の売り場に当たるもの(鮮魚店、精肉店、青果店など)に絞る
一般歯科が、矯正の担当医がいないのに「矯正歯科」を入れる 提供していない事業。来院者の期待ともずれる 提供を始めてから入れる
整体院が、資格者がいないのに「鍼灸院」「接骨院」を入れる 実態と違ううえ、名称によっては法令上の問題にもなりうる 「整体」など、実際の施術を表すものに。「指圧・マッサージ」も、あん摩マッサージ指圧師の免許がなければ選ばない
同じ名前のカテゴリを 2 つとも入れる(「歯科医院」を 2 つ、「美容院」を 2 つ) 管理画面では見分けがつかず、間違えて両方入れていることがある ID を確かめ、上位店で多い方だけにする
「レストラン」「和食店」のような広いカテゴリを、具体的なカテゴリと並べて入れる 禁止ではないが、Google は具体的なカテゴリを選べばシステム側で一般的なカテゴリを補うとしている 枠に余裕がなければ、具体的なカテゴリを優先する
全店舗に同じ 9 個を入れる 店舗によって提供していない事業が混じる 店舗ごとに提供内容を確かめ、提供していないものは外す

外すべきもの

次のどれかに当たる追加カテゴリは、外すことを検討します。

  • 提供をやめた事業: 例えばテイクアウトの専門部門を閉じた、矯正の担当医が退職した、など。来店した顧客の不満とクチコミの低評価につながります
  • 削除されたカテゴリ: Google はカテゴリをときどき削除します(2026 年 8 月には「広告代理店」「運送会社」などが削除)。削除後も表示が残ることがあるので、管理画面で確かめ、近い意味のカテゴリに入れ替えます
  • メインと同じ名前の別カテゴリ: 同じ名前のカテゴリを 2 つ入れていたら、片方を外します
  • 効果が見られず、実態ともずれ気味のもの: 測っても関係する検索語で表示が出ていないもの。外しても、メインの検索語の順位が上がるわけではない(Sterling Sky の検証)ので、「外せば上がる」とは考えないでください

効果の測り方

  1. 入れる前に、そのカテゴリに当たる検索語を決める: 「矯正歯科」を足すなら「矯正歯科 新宿」「マウスピース矯正 新宿」など
  2. 決めた地点で順位を記録する: 店舗や最寄り駅など、決めた地点とキーワードで、足す前と、足してから 2〜3 日後、7 日後、14 日後の順位を、同じ時刻の記録どうしで比べます(順位の計測)。追加カテゴリは 48 時間以内に順位が上がった例があります
  3. パフォーマンスの検索語句を見る: プロフィールの表示につながった検索語句に、そのカテゴリに当たる言葉が出てくるかを月ごとに見ます
  4. メインの検索語も一緒に測る: 下がっていないことを確かめます
  5. 1 回に 1 つだけ変える: 同じ時期にサービスや説明も変えると、どの変更で順位が動いたのか分からなくなります。変更日と内容を記録します

変えるときの注意

  • 短期間に何度も入れ替えない: 追加カテゴリを頻繁に変えたらメインの検索語まで順位が揺れた、という報告があります
  • 1 回に 1 つ、7〜14 日あけて測る
  • 再度のオーナー確認を求められることがある: Google は、カテゴリを追加・編集すると、オーナー確認をやり直すよう求められる場合があるとしています
  • カテゴリを外すと、既定のサービスも外れることがある: 外した後にサービスの一覧を確かめます
  • Google は時々カテゴリを追加・廃止します。使っていたカテゴリが廃止されて選び直すときは、近い意味のカテゴリを上位店の使い方を見て選びます。半年に 1 回は、新しいカテゴリが増えていないか確かめます

複数店舗の場合

  • Google は、同じサービスを提供する店舗は同じカテゴリにするよう定めています。本部で業態ごとに標準の追加カテゴリを決め、その上で、店舗ごとに提供していない事業を外します(例: 矯正の担当医がいる店舗だけ「矯正歯科」)
  • 新しい追加カテゴリは、1 店舗で試して効果を測ってから全店舗に広げます
  • LocalBase では、店舗情報の一括更新で追加カテゴリを複数店舗にまとめて反映でき、Google による変更の通知でカテゴリの書き換えに気付けます

チェック項目

  • 追加カテゴリはすべて、実際に提供している事業である
  • 実在するカテゴリ名で選んでいる(同じ名前の別カテゴリと取り違えていない)
  • 上位の競合の追加カテゴリを確認した
  • 一つひとつのメニューや商品をカテゴリにしていない
  • 併設の別事業、設備、特徴を表すカテゴリを入れていない
  • 資格が要るカテゴリは、資格者がいる場合だけにしている
  • 提供をやめた事業や、削除されたカテゴリが残っていない
  • 変更は 1 つずつ行い、対応する検索語で効果を測っている

よくある質問

Q. 追加カテゴリはいくつまで入れられますか? メインのほかに 9 個までです。数を埋めることより、提供している事業を漏れなく示すことが大事です。

Q. 追加カテゴリを入れないと不利ですか? 海外の調査では 0 個の平均順位が最も悪い結果でした。一方、日本の上位店を見ると、美容室や保育園のように追加なしの店がほとんどの業種もあります。メイン以外に提供している事業があるなら入れ、なければ無理に足す必要はありません。

Q. メインと追加で、順位への影響は違いますか? メインの方が影響が大きいとされています。主力の検索語で順位が出ないときは、その事業が追加カテゴリに入っているなら、メインにした方が順位が上がるかを 1 店舗で試す価値があります。

Q. Google が追加カテゴリを勝手に足していました。 Google はWebサイトなどの情報から、カテゴリを提案・変更することがあります。管理画面の「Google による更新」を確かめ、実態に合わなければ戻します(対処の手順)。

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出典

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