GBP のウェブサイトの URL の選び方|リンク先ページ・多店舗の店舗ページ・UTM・Diversity Update

最終更新 LocalBase 編集部監修: 寺師 岳見
効果の目安マップ中通常検索高AI 検索中見方

結論: 多店舗ならその店舗のページ、単店舗なら基本はトップページ(サービスごとに専門化しているならそのページ)をリンク先にします。URL には UTM を付けて、GBP からの流入を分けて計測します。SNS や予約サイトは「ウェブサイト」ではなく、ソーシャルプロフィールや予約のリンクに入れます。通常検索で上位に出ているページをリンク先にすると、そのページが通常検索で順位を落とす現象(Diversity Update)が報告されているので、リンク先を変えたら通常検索の順位も見ます。

なぜ大事か

GBP のリンク先ページは、Google が「この店舗が何の店で、どこにあるか」を判断する材料の一つです。

検証 結果
Sterling Sky: リンク先ページの内容と URL に、狙う検索語(交通事故の種類)を入れた ローカルパックでの関連性が上がり、順位が上がった
Sterling Sky: 複数の拠点を持つ法律事務所で、ある拠点の GBP のリンク先を、別の地域向けに作られたトップページから、その拠点の地域とサービスのページに変えた その月のうちに、その拠点の GBP の順位が大きく上がった
Sterling Sky: GBP を通常検索で最も順位の高いページ(トップページ)にリンクした そのページの通常検索の順位が 1 位から 10 位前後に落ち、リンク先を変えると戻った(Diversity Update)

また、リンク先ページに書かれたサービスや言葉は、マップの検索結果に「ウェブサイトに記載」という形で表示される根拠にもなります。リンク先ページの作り方そのものはWeb サイトでやることで扱います。

入れ方

[プロフィールを編集]→[連絡先]→[ウェブサイト]に、https:// を含む完全な URL を入れます。予約・注文などのリンクは、業種によって別の欄(予約、料理の注文など)に入れられます。

リンク先ページの選び方

ビジネスの形 リンク先 理由
単店舗 基本はトップページ 店舗の情報がまとまっていて、サイトの中で最も評価が高い
単店舗で、主力サービスのページが通常検索で上位に出ている Search Console で比べて決める Sterling Sky は、サービスページの方が流入の多い例を挙げ、どのページの流入が多いかを確かめてから選ぶよう勧めている
多店舗 その店舗のページ 本部のトップページでは、どの店舗の情報か Google に伝わらない。Google も、複数の拠点を持つビジネスの予約などのリンクは、その拠点のページに誘導するよう定めている
個人専門家(医師、弁護士など) その専門家のページ 事業所のプロフィールと同じページにしない。専門家ごとに分ける
部門(病院の診療科など) その部門のページ 母体のトップページにしない
非店舗型 トップページ、または拠点の地域のページ 拠点のある地域とサービスが分かるページ

リンク先ページに載せるもの

  • GBP と同じ店名・住所・電話番号(画像ではなく文字で)
  • 地域名と、主力のサービス名(見出しや本文に自然に)
  • 営業時間、地図、アクセス、駐車場
  • その店舗の写真、スタッフ、クチコミや事例

GBP とリンク先ページの情報が食い違うと、Google はページの情報を根拠に GBP を書き換えることがあります。GBP を直すときは、リンク先ページも同じ日に直します。

Diversity Update への対処

Sterling Sky の Joy Hawkins 氏が「Diversity Update」と名付けた現象です。2024 年 8 月ごろから見られ、Google は公式には認めていません。

  • ローカルパックに表示される店舗の、GBP のリンク先と同じ URL が、通常検索の 1 ページ目から外されたり、順位を下げられたりする
  • 影響はドメイン単位ではなくページ単位。GBP のリンク先を、同じ検索語に関連する別のページに変えると、元のページが通常検索で戻ったという
  • Sterling Sky の事例では、通常検索で 1 位だったページを GBP のリンク先にしたところ 10 位前後に落ち、ある拠点では秋の間に 242 クリックを失った。リンク先を戻すと 1 位に戻った。ローカルパックの順位は、変えてもわずかな変化にとどまった

判断の手順

  1. Search Console で、地域名を含む主要な検索語について、トップページなどの通常検索の順位の推移を確かめる。画面で遡れるのは過去 16 か月までなので、それより前と比べるには、以前に書き出したデータが必要
  2. 以前は上位だったのに落ちていて、そのページが GBP のリンク先なら、この現象の可能性がある
  3. GBP のリンク先を、同じ検索語に関連する別のページ(店舗ページ、主力サービスのページ)に変える
  4. 数週間、通常検索とローカルパックの両方の順位を記録して比べる

多店舗で店舗ページをリンク先にしているサイトは、トップページがリンク先にならないので、影響を受けにくいと考えられます。

UTM の付け方

GBP からの流入は、何もしないとアクセス解析で通常の検索や参照元の分からない流入に混ざります。リンク先の URL に UTM のパラメータを付けると、GBP から来た人だけを分けて見られます。

https://example.com/shops/shibuya/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=gbp&utm_content=shibuya
パラメータ 値の例 決め方
utm_source google 全店舗で同じにする
utm_medium organic Google アナリティクス 4 で「自然検索」の分類に入る。広告と区別できる
utm_campaign gbp GBP からの流入だと分かる名前
utm_content shibuya 店舗の識別子。多店舗で店舗ごとに分けたいとき
  • リンク先ページの canonical(正規の URL)は、UTM の付かない URL にする
  • 予約リンクなど、ほかの欄の URL にも別の値で付けると、どのボタンから来たか分けられる
  • UTM を付けたことで順位が下がったという信頼できる検証は見当たりません

SNS や予約サイトを入れてよいか

Google は、実際のビジネスのウェブサイトとは異なるページに誘導する URL は使えないとし、これにはソーシャル メディアのサイトに作ったページも含まれると書いています。予約や注文などのビジネスリンクについては、SNS、メッセージのリンク、アプリストアのリンク、短縮 URL は使えないと明記しています。海外の実務者からは、2025 年秋ごろから、ウェブサイト欄の SNS の URL が自動で外されたという報告も出ています。

入れたいもの 入れる場所
Instagram・Facebook・X・TikTok・YouTube など ソーシャルプロフィール
ホットペッパー、食べログ、EPARK などの予約ページ 予約のリンク(業種によって選べる)
ネット注文・テイクアウトの注文ページ 料理の注文などのリンク
公式サイト ウェブサイト

公式サイトがない店舗は、店名・住所・電話・営業時間・サービス・写真を載せた 1 ページだけのサイトでも、自分のドメインで用意するほうが確実です。SNS は更新が多くても、Google がリンク先ページとして読み取れる情報は限られます。

Google は、代理人が管理するプロフィールについて、ウェブサイトのコンテンツはビジネスのオーナーが所有・管理しているものにするよう定めています。業者のサイトの中に作った店舗紹介ページをリンク先にすると、解約で消えるうえ、ガイドラインの趣旨にも反します。

転送する URL・短縮 URL

  • リンク先は、転送されない最終的な URL を入れる。短縮 URL や、別のドメインを経由する計測用の URL は避ける
  • サイトの移転やリニューアルで URL が変わったら、GBP の URL も直す。古い URL から転送していても、転送が外れたときにリンク切れになる
  • 予約などのビジネスリンクについて、Google は自動のクローラーで毎日確認しており、アクセスできないリンク(404 などのエラー、ボット対策でのブロック、地域でのブロック)は削除されることがあると定めています。サイトのセキュリティ設定で、Google のクローラーを止めていないか確かめます

よくある違反・失敗

× 起きること ○
多店舗の全店舗に本部のトップページを入れる 店舗の関連性が伝わらない。Diversity Update でトップページが通常検索で下がることも 店舗ごとのページ
別の店舗のページを入れる 違反。顧客が迷う その店舗のページ
Instagram をウェブサイトに入れる 外されることがある ソーシャルプロフィールに入れる
業者のサイトの店舗紹介ページを入れる 解約で消える 自社のサイト
サイトのリニューアルで URL が変わったのを放置 リンク切れ。転送が外れると 404 リニューアルの手順に GBP の URL の更新を入れる
同じページに複数の店舗の情報が並び、どれがこの店舗か分からない 店舗の情報として読み取られにくい 店舗ごとにページを分ける

業種ごとの注意

  • 医療・歯科: 診療科や院ごとにページがあれば、そのページにします。医師個人のプロフィールは医師紹介のページへ
  • 飲食: グルメサイトの店舗ページは「ウェブサイト」に入れず、予約のリンクで使います。公式サイトのメニューのページは、メニューのリンクに入れられます
  • 美容: 予約サイトのサロンページをウェブサイトにしている店舗が多いですが、自社のページを用意し、予約サイトは予約のリンクにします
  • 不動産・士業: 店舗・事務所のページに、対応地域と得意分野を書きます

複数店舗の場合

  • 店舗ページを全店舗で同じ型(店名・住所・電話・営業時間・地図・写真・サービス)で作り、GBP のリンク先にします
  • UTM の utm_content に店舗の識別子を入れ、店舗ごとの流入を比べられるようにします
  • サイトのリニューアルや URL の変更のときは、全店舗の GBP の URL を一括で直す手順を決めておきます。LocalBase の店舗情報の一括更新や、店舗ページの構造化データの生成も、この運用を前提にしています

チェック項目

  • 多店舗なら、各店舗の GBP がその店舗のページにリンクしている
  • リンク先ページの店名・住所・電話番号が GBP と一致している
  • URL が転送されず、そのまま開ける(404 にならない)
  • UTM を付けて、GBP からの流入を分けて計測している
  • SNS や予約サイトを「ウェブサイト」に入れていない
  • 地域名を含む検索で、リンク先ページの通常検索の順位が落ちていないか確かめた

よくある質問

Q. トップページと店舗ページ、どちらをリンク先にするとマップの順位が上がりますか? 多店舗では、店舗ページの方が「その地域の、その店舗」という関連性を伝えやすく、Sterling Sky の事例でも店舗のページに変えて順位が上がっています。単店舗では、サイトの評価が集まるトップページが有利なことが多いですが、Diversity Update の影響を受けていないかも確かめます。

Q. UTM を付けると、URL が長くて見た目が悪くなりませんか? プロフィール上の「ウェブサイト」ボタンには、URL そのものは大きく表示されません。計測できる利点のほうが大きいと考えてよいでしょう。

Q. リンク先を変えたら、すぐに順位が変わりますか? 数日〜数週間で変わることがあります。変える前と後の順位(マップと通常検索の両方)を記録しておきます。名前やカテゴリなど、ほかの重要な項目と同時に変えないようにします。

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出典

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