GBP のガイドライン違反チェック|よくある違反のやり方と直し方を総点検
結論: GBP の違反は「知らずにやっている」「業者や前任者が入れたまま」「利用者の修正で入り込んだ」ものがほとんどです。四半期ごとに、看板・公式サイト・登記や許可の書類の 3 つと GBP を突き合わせ、下の 14 項目を順に点検します。見つけた違反は、停止のリスクが大きいもの(住所・重複・名前)から、一度に全部ではなく数日ずつ空けて直します。
違反すると何が起きるか
Google は 2025 年の 1 年間に、偽のビジネス プロフィールを 1,300 万件削除し、不正確または未確認の編集を 7,900 万件ブロックしたと公表しています。取り締まりは、軽いものから次の順に重くなります。
| 段階 | 起きること | 店舗への影響 |
|---|---|---|
| 書き換え | Google が名前・カテゴリ・営業時間などを正しいと判断した内容に直す。管理画面に「Google による更新」が出る | 名前やカテゴリで得ていた順位を数日で失う |
| 修正提案の承認 | 利用者や競合の「情報の修正を提案」が通る | 意図しない情報になる |
| クチコミの制限 | 不審なクチコミの削除、新しいクチコミの受付停止、既存のクチコミの一時的な非表示、「不審なクチコミを削除した」という警告の表示 | 評価と信用を失う |
| ソフト停止 | 表示は残るがオーナー確認が外れ、「このビジネスのオーナーですか?」と出る。管理画面で編集できない | 順位はおおむね残るが、情報を直せない |
| ハード停止 | マップと検索から消える | 店名で検索しても出ない。電話・ルート検索がほぼゼロになる |
| アカウントの制限 | Google アカウントそのものが制限され、そのアカウントが管理するプロフィールがすべて停止される | 多店舗・代理店では全店に波及する |
Sterling Sky がビジネス名の違反を Google に報告した 50 件では、警告のみが 6 割、オーナー確認が外れる停止が 2 割、マップから消える停止が 2 割でした。違反しても「すぐには何も起きない」ことが多いため、放置されがちです。ところが、競合の報告や Google の一斉の見直しで、ある日まとめて処分されます。
停止されたときの手順は停止からの復旧にまとめています。
点検の進め方
- 照合の材料をそろえる: 看板と入口の写真、公式サイトの店舗ページ、登記事項証明書や営業許可証(屋号と住所が分かるもの)
- GBP を開いて、下の項目を上から順に見る: 管理画面だけでなく、Googleマップで利用者として見た表示も確かめます。利用者の修正で、管理画面と表示がずれていることがあります
- 違反を見つけたら、直す前に画面を保存する: 誰がいつ入れたかの手がかりになります。業者が入れた違反なら、契約の交渉材料にもなります
- 直す順番を決める: 停止に直結しやすい順(住所・重複 → ビジネス名 → カテゴリ → 電話・URL → その他)
- 数日ずつ空けて直す: Sterling Sky は、重要な項目を短時間に何度も変えることを停止の主な原因の一つに挙げています。乗っ取りの防止の仕組みに引っかかるためです。名前・住所・カテゴリ・電話番号は、同じ日にまとめて変えません
1. ビジネス名
| × よくある違反 | ○ 正しい形 |
|---|---|
| ○○整骨院【腰痛・肩こり・骨盤矯正】 | ○○整骨院 |
| 渋谷駅前の○○歯科(実際の屋号は「○○歯科」) | ○○歯科 |
| ○○歯科 渋谷院|予約優先・土日診療 | ○○歯科 渋谷院(看板と店舗一覧でそう名乗っている場合) |
| ★○○★ 24時間営業 | ○○ |
| ○○ベーカリー(○○駅ビル 2F) | ○○ベーカリー(施設名・階数は住所の欄へ) |
| ○○ Bakery ○○ベーカリー | どちらか一方 |
- なぜ違反か: Google は、看板・サイト・ビジネスレターで一貫して使っている実際の名称だけを使うよう定め、キャッチコピー、サービス、所在地、営業時間、電話番号、2 言語の併記などを足すことを禁じています
- 何が起きるか: 名前の書き換えで順位を数日で失います(Sterling Sky の例では 1 位から 2 日で 7 位)。重なると停止されます
- 直し方: 看板どおりの名前に戻し、ほかの項目は同じ日に変えない。キーワードを名前に入れたいなら、看板・サイト・許可の名義を先に変えます。詳しくはビジネス名
LocalBase に寄せられた相談では、店主が知らないうちに、業者が名前に地域名を足していた例がたびたびあります。名前の点検は、業者に任せている店舗ほど念入りに行ってください。
2. 住所と拠点
| × よくある違反 | なぜ違反か |
|---|---|
| バーチャルオフィス(住所と郵便の受け取りだけを借りる)の住所で登録 | 顧客が訪れられる拠点がない |
| コワーキングスペースのフリー席の住所で登録 | 常設の看板と、営業時間中に対応するスタッフがない |
| 私書箱・郵便の転送先の住所 | 同上 |
| 出張型の業者が、実際には拠点のない市区に「○○支店」を作る(出張型の業種に多い) | 存在しない拠点。スパムとして最も取り締まりが厳しい |
| 住所の欄に「○○駅 徒歩 3 分」「○○交差点すぐ」 | 住所の欄にキーワードや案内を入れることは禁止 |
| マップのピンを、実際の入口ではなく人通りの多い駅前や商圏の中心にずらす | 所在地の偽装 |
- 何が起きるか: ハード停止になりやすい違反です。再審査では住所と名前が一致する書類と、看板・設備を映した動画を求められるため、実態のない拠点は復旧できません
- 直し方: 実際に顧客を迎える場所がないなら、非店舗型(住所を表示しない)にして、拠点の住所は非公開で登録します。架空の支店は削除します。レンタルオフィスの個室で、常設の看板があり、営業時間中にスタッフが常駐している場合は認められる余地がありますが、オーナー確認の動画で看板と室内を映せることが条件だと考えてください
日本の住所で気をつけること
- ビル名・階数・部屋番号は書いて構いません。住所の 2 行目に入れます
- 正式な住所で場所が特定できないときに限り、近くの目印や交差点名を入れられます
- 住所の表記を変えるだけでも、短期間に何度も変えると「重要な項目の頻繁な変更」になります。表記ゆれは一度に正しい形にそろえます
3. 非店舗型ビジネスの住所表示とサービス提供地域
| × よくある違反 | ○ 正しい形 |
|---|---|
| 自宅で開業している出張整体・訪問美容・ハウスクリーニングが、自宅の住所を表示している | 住所を表示しない設定にし、サービス提供地域だけを表示する |
| サービス提供地域に、対応していない都道府県や全国の主要都市を並べる | 実際に対応する地域だけ。拠点から車で約 2 時間以内に収める |
| 店舗を持たないのに、地域ごとにプロフィールを作り分ける | 拠点ごとに 1 つ。地域ごとに別のスタッフと拠点がある場合だけ分けられる |
- なぜ違反か: Google は、顧客を自分の拠点に迎えない事業は住所を表示しないよう定めています。サービス提供地域は最大 20 か所までで、拠点から車で約 2 時間以内の範囲に収めるよう求めています
- 何が起きるか: 住所を表示した非店舗型は、ハード停止の対象になりやすい形です。また、酒類など年齢確認が必要な商品を扱う事業は、非店舗型としては登録できません
- 直し方: 住所を非表示にし、サービス提供地域を整理します。サービス提供地域を広げても、遠い地域の順位は上がりません。順位は拠点の住所からの距離で決まると考えられています
店舗に顧客を迎えつつ出張もする「ハイブリッド型」(店頭修理と出張修理の両方がある修理店など)は、住所を表示したうえでサービス提供地域も設定できます。ただし、営業時間中にスタッフが店舗にいて、来店に対応できることが条件です。
4. 重複・複数のプロフィール
| × よくある違反 | ○ 正しい形 |
|---|---|
| 同じ店舗を 2 つ登録している(昔のオーナーや業者が作った、利用者が作った) | 1 つに統合する |
| クリニックが診療科ごとにプロフィールを作る(受付・入口・名前が同じ) | 1 つ。対外的に別の組織として運営し、名前・窓口・カテゴリが違う部門なら分けられる |
| 整骨院が、施術スタッフ全員の個人プロフィールを作る | 院のプロフィール 1 つ。個人で対外的に業務を行う医師・弁護士などの専門家は個人のプロフィールを持てるが、支援スタッフは持てない |
| 同じ場所で、ブランド違いの名前を付けて複数登録する(同じ入口・同じスタッフ) | 1 つ。看板・入口・運営が別なら分けられる |
| 「○○ / △△」のように 2 つのブランドを 1 つの名前につなげる | どちらか 1 つ、または別々のプロフィール |
| 移転前のプロフィールを残したまま、新しい住所で新規作成 | 既存のプロフィールの住所を変える(飲食店・宿泊施設など住所を編集できない業種は、旧プロフィールに閉業を付けてから新しく作る。閉業・移転) |
- なぜ違反か: Google は、1 つの拠点に 1 つのプロフィールを原則とし、同じアカウントか別のアカウントかに関わらず、拠点ごとに複数のページを作ることを禁じています
- 何が起きるか: 重複は停止の主な原因の一つです。停止されなくても、クチコミが 2 つに分かれ、どちらも順位が上がりにくくなります
- 直し方: 重複・閉業済みプロフィールの整理の手順で統合します。クチコミのある方を残すのが基本です
5. カテゴリ
| × よくある違反 | なぜ違反か |
|---|---|
| 検索されたい言葉に近いという理由だけで、事業にないカテゴリを入れる | 事業が「何であるか」を表すカテゴリだけを選ぶ決まり |
| ホテル内のレストランのカテゴリをホテルに、書店内のカフェのカテゴリを書店に入れる | 館内の別事業のカテゴリは入れない。別事業はそれぞれのプロフィールで |
| 接骨院が「整形外科」、エステサロンが「美容皮膚科」を入れる | 医療機関と誤認させる。業種の広告規制にも触れうる |
| 同じサービスを提供するチェーンの店舗で、メインカテゴリがばらばら | 同じサービスを提供する拠点は、同じカテゴリにする決まり。事業の中身が違う店舗は、それぞれの実態に合うカテゴリを選ぶ |
- 何が起きるか: カテゴリの変更は一晩で順位に出ます。Google がカテゴリを書き換えることもあり、そのときは順位が急に動きます
- 直し方: メインカテゴリと追加カテゴリのページの手順で決め直します。実在するカテゴリ名はカテゴリ一覧で確かめます
6. 電話番号
| × よくある違反 | なぜ違反か |
|---|---|
| ナビダイヤル(0570)など、発信者に通常より高い料金がかかる番号 | 発信者に追加料金のかかる番号は禁止。0570 は通話料が発信者の負担で、かけ放題の対象外になることが多いため、これに当たると考えられます |
| 計測用の番号が、別の店舗や本部のコールセンターにつながる | 個々の拠点に直接つながる番号を使う決まり。別の拠点に転送される計測用の番号は禁止 |
| 業者名義の計測用番号を設定している | 違反ではないが、解約すると番号が使えなくなり、GBP とほかの掲載先の電話番号が食い違う |
| 全店舗に本部の代表番号を入れる | 可能な限り拠点ごとの番号を使うよう求められている |
- 直し方: 店舗に直接つながる番号を入れます。計測用の番号を使うなら、自社名義で契約し、その店舗につながる番号にして、店舗の固定電話は「追加の電話番号」に入れます。番号を変えるときは、名前や住所と同じ日に変えません
7. Webサイトの URL
| × よくある違反・失敗 | なぜ問題か |
|---|---|
| 業者のドメインに作った「店舗ページ」を設定している | 実際のビジネスのサイトと違うページへの転送は禁止。解約で消える |
| 短縮 URL や転送用の URL で、SNS や別のドメインに飛ばす | 転送を使って別のページや SNS に飛ばすことは禁止 |
| 2024 年に終了した business.site の URL がそのまま残っている | 2024 年 6 月 10 日以降はページが見つからない表示になる |
| チェーンの全店舗が公式サイトのトップページを設定 | 違反ではないが、店舗ページの方が関連性の判断に有利とされる |
| 予約サイトの店舗ページを Web サイトの欄に入れる | 違反とまでは言えないが、予約サイトの URL は予約リンクの欄に入れ、Web サイトの欄は自社サイトにする方が混乱しにくい |
- 直し方: 自社サイトの、その店舗のページを設定します。計測のための UTM パラメータは付けて構いません。飲食のメニューの URL に、第三者の注文・配達サービスのページを直接入れることも禁止されています
8. 営業時間
| × よくある違反 | ○ 正しい形 |
|---|---|
| 電話受付だけの時間も含めて「24 時間営業」にする | 顧客に対応できる時間 |
| 完全予約制なのに営業時間を入れて「営業中」に見せる | 完全予約制は営業時間を指定しない決まり |
| 閉業したのに放置、または悪いクチコミを隠すために「閉業」にする | 実態どおりにする |
| 長期の休業を「臨時休業」にせず、営業中のまま | 連続 7 日以上は臨時休業、6 日以内は特別営業時間 |
Google は営業中かどうかを順位のシグナルにしているため、営業時間を実際より長くする違反が起きやすくなっています。詳しくは営業時間。
9. 写真・動画
| × よくある違反・失敗 | 起きること |
|---|---|
| ストック写真、メーカーの宣材写真、他店の写真 | その場所を表す写真ではないため、掲載されない・削除される |
| AI で生成した店内・料理の画像 | 実物と違う。来店者の低評価や報告のもと |
| チラシ・バナーなど文字が中心の画像、電話番号や QR コードを大きく入れた画像 | 広告目的のコンテンツとして却下されやすい |
| 許可を得ていない他人の顔が写った写真 | 個人情報・肖像の問題。ビジネスのオーナー確認の動画でも他人の顔は映さない決まり |
| 医療機関の術前術後の写真を、条件を満たさずに載せる | 医療広告ガイドラインで、治療内容・費用・リスクなどの説明がなければ広告できない |
| 同じ写真を何度も載せる | 同じ画像は 1 枚しか載らない |
- 直し方: 実際の外観・入口・店内・スタッフ・商品を撮って載せます。写真の形式は JPG か PNG、10 KB〜5 MB、推奨は 720 × 720 ピクセル以上です。過度な加工やフィルタは避けるよう Google は求めています
- 利用者が投稿した写真に、他店の写真や不適切な写真が混ざっていないかも確かめ、あれば報告します
10. サービス・商品・説明・投稿へのキーワードの詰め込み
名前に入れられないキーワードを、ほかの欄に詰め込む違反です。業者のやり方として特に多く見られます。
| 欄 | × よくある詰め込み | ○ 正しい形 |
|---|---|---|
| サービス | 「渋谷 整体 腰痛」「新宿 整体 腰痛」「池袋 整体 腰痛」…と地名違いで 30 個 | 実際のメニュー名(「腰痛の施術」「骨盤の調整」) |
| 商品 | 商品名が「渋谷駅 歯医者 ホワイトニング 安い」 | 実際の商品名・メニュー名と価格 |
| ビジネスの説明 | 地名と業種を並べた文、「地域 No.1」、他店との比較、URL | 何をしている店か、強み、沿革を普通の文章で(750 文字まで) |
| 投稿 | 本文の末尾に地名とハッシュタグを 20 個 | 告知の内容。地名は自然に出る範囲で |
| クチコミへの返信 | 毎回「渋谷で整体をお探しなら○○へ」を入れる | 書いた人への返事 |
- なぜ違反か: Google は、説明文などに、ビジネスと関係のない内容、質の低い内容、特典や価格を過度に強調する内容、リンクを入れることを禁じています。商品は Google のショッピング広告のポリシーに従う必要があります
- 何が起きるか: 投稿や説明文の却下、商品の削除が起きます。特に商品は、規制の対象(医薬品・医療機器・未承認のサプリメント・酒類・たばこ・金融など)を 1 つでも登録すると、違反していない商品も含めてカタログ全体が削除されることがあると Google は定めています。美容クリニックが注射薬の名前を商品に登録する、といった例が当てはまります
- 効果はあるのか: 説明文や投稿のキーワードが順位に影響するという根拠は弱く、専門家の調査では、投稿へのキーワードの詰め込みは順位を下げる要因として挙げられています。詰め込みは「効果がないうえに危ない」施策です
- 直し方: 地名違いの重複サービスは削除し、実際のメニューだけにします。説明文は利用者向けの文章に書き直します
11. クチコミ
| × よくある違反 | 起きること |
|---|---|
| 「クチコミを書いたら次回 10% 引き」 | 評価を指定しなくても、投稿と引き換えの特典は Google のポリシーで禁止。クチコミの削除・受付停止・警告の表示。星 5 などの高評価を条件にすると、景品表示法のステマ規制にも当たり、国内で措置命令が 2 件出ている |
| 満足度アンケートで高評価だった人にだけ依頼する | 良い評価だけを集める行為として禁止 |
| 会計時にスタッフの前で書いてもらう、店内のタブレットで書いてもらう | その場で書かせることは禁止。フィルタされやすい |
| 「担当スタッフの名前を入れてください」、スタッフに件数のノルマ | 2026 年にポリシーに明記された禁止事項 |
| 従業員・家族・取引先が高評価を書く | 関係者の投稿は禁止 |
| 業者からクチコミを買う、近くの店どうしで書き合う | 偽のクチコミ。まとめて削除され、警告が表示される |
| 低評価を消してもらう見返りに返金する | 見返りの提供として禁止 |
- 直し方: 依頼の仕組みを依頼の仕方の形に改め、クチコミの依頼で守るルールの社内ルールを全スタッフに共有します。過去に特典を出していたなら、店頭の POP やサイトの告知も消します
12. 代理店・業者のやり方
自店でしていなくても、業者のやり方が違反だと、店舗のプロフィールも処分を受けます。Google はサードパーティ(代理店・業者)向けのポリシーで、次のことを禁じています。
| × 業者のよくある違反 | 店舗側で確かめること |
|---|---|
| 店舗に知らせずに情報を変える | 管理画面の変更の履歴と、業者からの報告が合っているか |
| 業者がメインのオーナーになっている、オーナー権限を店舗に渡さない | 店舗自身がメインのオーナーか |
| 「Google 公認」「Google から委託」と名乗る、上位表示を保証する | 営業資料・契約書の文言 |
| 無料の GBP を有料のサービスのように説明する | 請求書に管理の費用が明記されているか |
| 解約を申し出ても権限を返さない | Google は、解約の通知から 7 営業日以内に管理権限を店舗に返すよう定めている |
| 利用者や Google の修正提案を、確かめずに自動で破棄し続ける | 誤った情報が残っていないか |
- 何が起きるか: 業者の Google アカウントが制限されると、そのアカウントが管理する全店舗のプロフィールが停止されることがあります。業者が多くの店舗を同じアカウントで管理していると、他店の違反の巻き添えになります
- 直し方: 業者は「オーナー」ではなく「管理者」で招待し、メインのオーナーは自社で持ちます。業者の選び方と解約の手順はMEO 業者の選び方
13. 属性の虚偽
| × よくある違反 | 起きること |
|---|---|
| 入口に段差があるのに「車いす対応の入口」 | 来店者の低評価、修正提案 |
| 提携駐車場しかないのに「駐車場あり」 | 同上 |
| 実際には Wi-Fi がないのに「Wi-Fi あり」 | 同上 |
| 予約が必須なのに「予約不要」 | 同上 |
属性は、来店者が答える質問からも集められ、オーナーが設定した内容と食い違うと表示が変わることがあります。属性は順位よりも、検索の絞り込み(「駐車場あり」など)と、AI による紹介の材料として役立つと考えられます。誤った属性は、AI が誤った説明をする原因にもなります。実態に合わせて直してください。
14. 業種の規制とガイドラインが重なるもの
GBP の内容は、Google のガイドラインだけでなく国内の法令の対象にもなります。
| 業種 | 注意すること |
|---|---|
| 医療機関(歯科・美容医療を含む) | 医療広告ガイドライン。体験談、術前術後の写真、「最高」「No.1」などの比較・誇大な表現 |
| 整骨院・接骨院・鍼灸院・マッサージ | 厚生労働省の広告のガイドライン(2025 年 2 月)。名称・施術内容の表現に使えない言葉がある |
| 美容・健康食品・化粧品 | 医薬品医療機器等法(薬機法)。効能をうたう表現 |
| 不動産 | 宅地建物取引業法・不動産の公正競争規約。「最高」「格安」などの表現、おとり広告 |
| 全業種 | 景品表示法。特典投稿の「地域最安値」など根拠のない表示、クチコミの見返り(ステマ規制) |
GBP の投稿や説明文がこれらの「広告」に当たるかは個別に判断されますが、店舗が自分で書く内容なので、広告と同じ基準で点検するのが安全です。
直すときの注意
- 違反で得ていた順位は、直すと失います。 名前のキーワードを外す、架空の支店を消す、と順位が下がることがあります。直す前に店舗の責任者に説明し、ほかの要因(カテゴリ、クチコミ、自社サイト)で取り戻す計画とセットにします
- 直したあとに確認を求められることがあります。 名前や住所を変えると、動画でのオーナー確認を求められることがあります。看板と店内を映せる状態にしておきます
- 業者が入れた違反は、業者の権限を外してから直します。 直したそばから業者が戻すことがあります
- 直した記録を残します。 日付、変えた項目、変更前の画面。順位の変化の原因を後から突き止められます
複数店舗の場合
- 違反は 1 店舗だけでなく、同じ業者・同じ担当者が作った店舗に同じ形で入っていることがほとんどです。1 店舗で見つけたら、全店舗で同じ欄を確かめます
- 店長に編集の権限を渡している場合、店舗ごとに名前やサービスにキーワードを足してしまうことがあります。命名とサービスの登録のルールを本部で決め、変更は本部の承認制にします
- LocalBase では、Google 側で店舗情報が変わったときの通知と、投稿・写真・クチコミ返信の本部承認、投稿のコンプラ表現チェックを使って、違反が入り込むのを防げます
チェック項目
- ビジネス名が看板・公式サイトと一致し、キーワード・所在地・営業時間・記号を足していない
- 住所はバーチャルオフィス・フリー席・私書箱ではなく、看板のある実際の拠点
- ピンが店舗の入口にある
- 顧客を迎えない事業は住所を非表示にし、サービス提供地域は 20 か所以内・車で約 2 時間以内
- 同じ拠点のプロフィールが 1 つだけ(移転前・昔のオーナーのものが残っていない)
- カテゴリは事業そのものを表し、館内の別事業や医療機関と誤認させるカテゴリを入れていない
- 電話番号は店舗に直接つながり、0570 などの有料番号や別拠点への転送ではない
- Web サイトの URL は自社サイトの店舗ページで、転送・業者のドメイン・business.site ではない
- 営業時間は顧客に対応できる時間で、長期の休業は臨時休業にしている
- 写真はストック・他店・AI 生成・文字中心の画像ではない
- サービス・商品・説明・投稿・返信に地名やキーワードを詰め込んでいない
- 商品に、医薬品・医療機器・酒類などの規制対象を登録していない
- クチコミの依頼に見返り・選別・その場での投稿・内容の指定・ノルマがない
- 従業員・家族・取引先がクチコミを書いていない
- メインのオーナーは自社で、業者は管理者として招待している
- 属性が実態と合っている
- 投稿と説明文を、業種の広告規制の基準でも点検した
よくある質問
Q. 違反に気づいたら、すぐに全部直すべきですか? 直すべきですが、一度に全部ではありません。名前・住所・カテゴリ・電話番号のような重要な項目を同じ日にまとめて変えると、乗っ取りに似た動きとして停止されることがあります。停止のリスクが大きいものから、数日ずつ空けて直してください。
Q. 競合も同じ違反をしています。うちだけ直すと不利になりませんか? 一時的には不利になることがあります。ただ、違反で得た順位は、競合の報告や Google の一斉の見直しで一度に失う順位です。競合の違反は競合のスパムの報告で正すことができます。
Q. 業者が入れた違反でも、店舗が処分されますか? されます。Google から見れば、そのプロフィールの内容です。業者のやり方が分からないまま任せているなら、まずこのページの項目で点検してください。
Q. 違反しているかどうか判断がつかないときは? Google ビジネス プロフィールのヘルプ コミュニティで、プロダクト エキスパートに相談できます。聞き方はGoogle サポートへの問い合わせ方にまとめています。
関連するページ
出典
- Google に掲載するビジネス情報のガイドライン(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- ビジネス プロフィールのサードパーティ ポリシー(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- 非店舗型ビジネスとハイブリッド型ビジネスのサービス提供地域を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- ビジネス プロフィールの写真と動画を管理する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- 消費者アラート(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー)
- 禁止または制限されているコンテンツ(マップユーザーの投稿コンテンツに関するポリシー)
- ステルスマーケティングに関する Q&A(消費者庁)
- New ways we're protecting businesses on Maps(Google、2026 年 4 月)
- Top Reasons Google Suspended Your Listing / 50 Cases of Keyword Spam(Sterling Sky)
- 医療広告ガイドライン(厚生労働省)
LocalBase なら、複数店舗の Googleビジネスプロフィールの更新・投稿・クチコミ返信をまとめて行えます。新規無料登録から15日間、有料プランの全機能をお試し頂けます。
無料登録して今すぐ利用開始