Googleビジネスプロフィールが停止されたときの復旧方法|再審査の請求・書類・動画
結論: 停止されたら、まず新しいプロフィールを作らないこと。作り直すとクチコミと順位を失い、重複としてさらに不利になります。停止の種類と理由を再審査請求ツールで確かめ、違反を直し、ビジネス名と住所が GBP と一致する書類と、看板・店内を映した写真や動画をそろえてから、再審査を 1 回で通すつもりで請求します。
停止の種類と見分け方
| 種類 | 利用者から見た表示 | 管理画面 | 影響 |
|---|---|---|---|
| ソフト停止(オーナー確認が外れる) | 表示は残る。「このビジネスのオーナーですか?」と出る | 「停止」と表示され、編集できない | 順位はおおむね残る。情報を直せない |
| ハード停止 | マップと検索から消える | 「停止」または「無効」と表示される | 店名で検索しても出ない。電話・ルート検索がほぼゼロ |
| アカウントの制限 | そのアカウントが管理するプロフィールがすべて停止 | 「アカウント」のページに制限の表示 | 新しいプロフィールの作成・オーナー確認もできない |
| 機能の制限 | クチコミの受付停止、警告の表示 | お知らせ・メール | プロフィールの停止とは別。不審なクチコミが原因 |
| 再確認の要求 | 表示は残る | 「オーナー確認が必要」 | 停止ではない。動画などで確認し直せば戻る |
確かめる手順
- ログアウトした状態で、店名で検索する: 表示されればソフト停止か機能の制限、表示されなければハード停止の可能性が高い
- 管理画面を開く: 「停止」「無効」「オーナー確認が必要」などの表示を見る
- 再審査請求ツールを開く: 制限されているプロフィール、措置の理由、違反したポリシーへのリンクが表示されます。これが原因を知る最も確かな手がかりです
- メールを確かめる: Google からの通知のメール。件名や本文にケース ID があれば控える
原因の当たりの付け方
再審査請求ツールに出る理由は大まかなことが多く、「ガイドライン違反」としか分からないこともあります。次の順に当たりを付けます。
| 確かめること | よくある原因 |
|---|---|
| 停止の直前に何を変えたか | 名前・住所・カテゴリ・電話番号・Web サイトの変更。とくに短期間に何度も変えた場合 |
| 住所 | バーチャルオフィス、コワーキングのフリー席、自宅を表示した非店舗型 |
| ビジネス名 | キーワード・地名・キャッチコピーの追加 |
| 重複 | 同じ店舗のプロフィールがほかにある |
| 管理しているユーザー | 業者・元従業員・前の担当者のアカウントが制限されている。そのアカウントが関わるプロフィールも停止される |
| Web サイトの URL | 転送(リダイレクト)、業者のドメイン、無関係なページ |
| 業種 | 出張型など、スパムの多い業種は停止されやすい |
| 外からの報告 | 競合や利用者の修正提案、ビジネス情報の改善フォームでの報告 |
| 一括の操作 | ツールで多数の店舗を一度に変えた |
海外の実務者は、停止の主な原因として、重要な項目の頻繁な編集、認められない住所、管理ユーザーのアカウントの制限、重複、スパムの多い業種を挙げています。どれにも当てはまらない、Google の誤判定と考えられる停止もあります。
再審査の前にやること
- 違反を直す: 名前のキーワードを外す、住所を非表示にする、重複を整理する。編集できない状態なら、直す内容を書き出しておき、請求の説明に書く
- 知らないユーザーを外す: 管理しているユーザーの一覧を見て、業者・退職者・知らないアカウントを外す
- 書類をそろえる: 下の表。ビジネス名と住所が GBP と一致しているか確かめる
- 写真と動画を用意する: 看板・外観・入口・店内・設備
- 説明を書く: 何が原因と考え、何を直したか。短く、事実だけを書く
再審査の請求の手順
- Google ビジネス プロフィールの再審査請求ツールを開く
- ログインしているアカウントが、停止されたプロフィールを管理しているアカウントか確かめる
- 再審査を請求するプロフィールを選ぶ
- 制限の理由と、違反したとされるポリシーを確かめる
- 「再審査請求を送信」を選ぶ
- 証拠の書類を添付して送る
証拠の添付は 60 分以内に
Google のヘルプでは、証拠は再審査の請求を送ったあとに追加します。証拠のフォームは開いてから 60 分以内に送信しないと、請求に添付されません。10 件を超えるプロフィールをまとめて請求するときは、プロフィールごとの証拠とビジネス プロフィール ID をまとめたスプレッドシートを添付します。
海外では、2026 年 7 月ごろから、請求の中で複数のファイルをまとめて添付できる新しい形のフォームが出ているという報告もあります。どちらの形が出ても慌てないよう、書類と写真をすべて手元にそろえてからツールを開いてください。
日本で出す書類
Google は、正式な事業登録、営業許可証、納税証明書、事業用の公共料金の請求書(電気・電話・水道・インターネット)などを、再審査を裏付ける書類として挙げています。日本では次のものが当てはまります。
| 種類 | 書類の例 | 名前と住所の一致 |
|---|---|---|
| 事業の登録 | 法人: 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)。個人: 個人事業の開業・廃業等届出書の控え(税務署の受付印、または e-Tax の受信通知) | 法人名・本店所在地が載る。店舗名と違うことが多い |
| 営業許可・届出 | 飲食店営業許可証(保健所)、美容所・理容所の確認済証、施術所の開設届の控え、診療所の開設届・許可証、薬局の許可証、古物商許可証、宅地建物取引業の免許証、建設業の許可証 | 店舗の名称(屋号)と所在地が載ることが多く、最も一致させやすい |
| 税 | 納税証明書、確定申告書の控え(屋号が載っているもの) | 屋号の記載を確かめる |
| 公共料金 | 店舗の住所の電気・ガス・水道・電話・インターネットの請求書 | 名義が屋号か法人名で、住所が店舗の住所 |
| 補助 | 店舗の賃貸借契約書、看板の写真 | 単独では証拠として足りない |
書類で失敗しないために
- 法人名と店舗名が違う場合は、組み合わせる: 登記簿(法人名と本店所在地)だけでは、GBP の店舗名・店舗の住所と一致しません。営業許可証など、店舗名と店舗の住所が載った書類と組み合わせます
- 住所の書き方を合わせる: GBP の住所と、書類の住所の丁目・番地・ビル名が食い違わないか確かめます。違うなら、GBP の住所を書類に合わせることも検討します
- 見せなくてよい情報は隠す: 開業届のマイナンバー、口座番号、個人の生年月日などは黒く塗ってから添付します。Google も、銀行口座番号や納税者番号のような機密情報を映さないよう求めています
- 加工しない: 名前や住所を書き換えた書類は、絶対に出さないでください。発覚すれば復旧の道が閉ざされます
- 新しいものを出す: 発行日の古い証明書や、移転前の住所の書類は避けます
海外では、公共料金の請求書だけでは通りにくくなったという実務者の報告もあります。Google が公表している情報ではありませんが、営業許可証など、公的な書類を必ず 1 つは入れてください。
写真と動画
再審査の請求で、またはその後の確認で、写真や動画を求められることがあります。オーナー確認の動画と同じ要領で撮ります。
| 映すもの | 撮り方のコツ |
|---|---|
| 所在地が分かるもの | 道路の案内標識、住居表示の板、ビルの名前と番地 |
| 外観と看板 | 建物の外から、看板の店名がはっきり読めるように |
| 入口から中へ | 外から途切れずに歩いて入る。ビルの中の店舗は、エレベーターや案内板も |
| 従業員だけが入れる場所 | レジを開ける、厨房やバックヤードに入る、POS を操作する、鍵で扉を開ける |
| 業務の道具・設備 | 施術台、診療の設備、作業車(社名入り) |
- 動画は、途切れずに撮った、編集していないもので、30 秒以上が条件です。あらかじめ撮った動画は使えず、その場で撮ります
- 他人の顔、個人情報、口座番号などは映さない決まりです。来店客のいない時間に撮ります
- 非店舗型は、拠点の住所の近くの標識や目印、仕事の道具や商品、作業の様子、営業許可証や請求書などの書類を映します
- 審査には 5 営業日ほどかかることがあると Google は説明しています
かかる日数
Google のヘルプは、再審査の審査と決定に最長 5 営業日かかることがあるとしています。ただし、これは復旧が約束される期限ではありません。海外の実務者の報告では、通常は 1 週間前後、混んでいる時期には 5〜6 週間かかった例があり、2026 年 9 月時点では 3〜4 週間ほどとされています。国内でも、2 か月以上かかった例があります。
| 結果 | 次にやること |
|---|---|
| 承認された | 表示を確かめる。停止が短ければ、数日で元の順位に戻ることが多い |
| 拒否された | 理由を確かめ、足りない書類を足して、追加の審査を請求する |
| 返事がない | 請求を何度も送らない。Google サポートに、請求した日とケース ID を伝えて状況を問い合わせる |
LocalBase の運用支援では、再審査の請求を何度も送ると、かえって時間がかかることを確かめています。一度回復したあとに再び停止された場合は、前回のやり取りのケース ID を添えて問い合わせると、経緯を引き継いでもらいやすくなります。
やってはいけないこと
| × やってはいけないこと | 理由 |
|---|---|
| 新しいプロフィールを作る | Google は、審査中に同じビジネスの新しいプロフィールを作ることを禁じています。クチコミと順位はゼロからになり、重複としてさらに停止されやすくなる |
| 別のアカウントで作り直す | 同じく重複。アカウントの制限が疑われ、全体に広がる |
| 再審査を何度も送る | 審査の順番が後ろに回ることがある |
| 審査中に名前・住所・カテゴリを何度も変える | 頻繁な編集が、新たな停止の理由になる |
| 書類の加工 | 発覚すれば復旧できなくなる |
| 「すぐに復旧できる」という業者に頼む | Google の再審査に裏口はありません。業者に頼むなら、何をするのかを確かめる |
Google のサポートの担当者が「新しく作ってください」と案内したように読めることがありますが、海外の実務者は、既存のプロフィールをもう一度オーナー確認する手続きのことだと説明しています。新規作成のつもりで進めても、システムが既存のプロフィールを示してきたら、そちらで手続きします。
停止中にできること
- 来店客に営業していることを伝える: 自社サイト・SNS・予約サイトに、営業中であることと営業時間を載せます。マップで見つからないと「閉店した」と思われます
- ほかの地図サービスを確かめる: Apple のマップなど、Google 以外の地図の掲載が正しいか確かめます(Google 以外の地図サービス)
- 電話の案内を確かめる: 店名で検索してくる人のために、公式サイトが店名の検索で上位に出ているか確かめます
再停止を防ぐ
- 重要な項目は数日ずつ空けて変える: 名前・住所・カテゴリ・電話番号・Web サイトを同じ日にまとめて変えない
- メインのオーナーは、会社のドメインのメールアドレスのアカウントにする: 個人の Gmail のアカウントは、退職や放置でトラブルになりやすい
- 管理するユーザーを最小限にし、四半期ごとに棚卸しする: 業者・退職者・使っていないアカウントを外す。業者は「管理者」で招待する
- 管理に使うアカウントで、マップの修正提案をしない: 大量の修正提案をしたアカウントが制限されると、管理しているプロフィールにも影響します
- Web サイトの URL に転送を使わない
- 名前や住所を変えるときは、看板と書類を先に変える: 再確認を求められたときに証明できます
- 四半期ごとにガイドライン違反の点検をする
複数店舗の場合
- 1 つのアカウントの制限で全店舗が止まるのを防ぐため、メインのオーナーは会社として管理するアカウントにし、個人の担当者のアカウントは管理者にとどめます
- 10 店舗を超える停止は、まとめて請求できます。店舗ごとのプロフィール ID・名前・住所・証拠の一覧をスプレッドシートにして添付します
- 一括の更新のあとに停止が起きたら、どの項目を変えたかを記録から確かめ、同じ変更を残りの店舗に広げないようにします
- LocalBase では、Google 側で店舗情報が変わったときに通知し、登録内容に戻せます。停止の前触れになる、意図しない変更に気づきやすくなります
チェック項目
- 新しいプロフィールを作っていない
- 店名検索と管理画面で、停止の種類を確かめた
- 再審査請求ツールで、措置の理由と違反したポリシーを確かめた
- 違反を直した(直せない場合は、直す内容を説明に書いた)
- 知らないユーザー・業者・退職者を管理から外した
- 店舗名と店舗の住所が載った公的な書類を用意し、GBP と一致させた
- マイナンバーなどの見せなくてよい情報を隠した
- 看板・入口・店内・従業員だけが入れる場所の写真や動画を用意した
- すべてそろえてから請求し、ケース ID を控えた
- 請求を何度も送っていない
よくある質問
Q. 心当たりがまったくありません。 Google の誤判定と考えられる停止もありますが、その場合も手順は同じです。書類と写真で、実在する店舗であることを示して請求してください。直前に変えた項目や、管理しているユーザーの状況は必ず確かめます。
Q. 停止中もクチコミは残りますか? ソフト停止ならクチコミは表示されたままです。ハード停止でも、復旧すればクチコミは戻るのが一般的です。作り直すと、クチコミは引き継げません。
Q. 復旧すれば順位は戻りますか? 停止の期間が短ければ、数日で元に戻ることが多いと報告されています。数か月に及ぶと、その間の競合の変化やアルゴリズムの更新で、元とは違う順位になることがあります。
Q. 業者が入れた違反で停止されました。 業者の権限を外してから違反を直し、再審査を請求します。業者との契約の扱いはMEO 業者の選び方を参照してください。
関連するページ
出典
- 停止または無効化されたプロフィールを修正する(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- ビジネス プロフィールのコンテンツとプロフィールの制限に対する再審査請求(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- 動画の録画でビジネスのオーナー確認を行う(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- Google Business Profiles Appeal Process Updated - Evidence Uploads(Search Engine Roundtable、2026 年 7 月)
- Top Reasons Google Suspended Your Listing / How to Contact Google Business Profile Support(Sterling Sky)
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